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京都音楽博覧会2024 1日目レポート

京都音楽博覧会、通称音博は雨に降られるイメージしか無いのですが、今年の1日目は雨を疑う必要の無いほど天気に恵まれました。
見渡す限りの青空。絶好のフェス日和です。
今年は1日目だけの参加ということで完全燃焼してきました。
まずはタイムテーブルの確認から

公式サイトより

どこで休憩するか迷うほどのラインナップ。捨てバンド無し。
とりあえず朝から混雑する気がしたので朝9時に家を出て10時前に梅小路公園着。

チケットをリストバンドと交換して音博シートを手に入れます。

今年はこんな感じ。音博は会場の大半をシートエリアが占めていてこの音博シートを必ず使うというルールがあります。1人につき1枚分のスペースが与えられるという特徴があります。

10時に開場したら列に沿って入場し、まずは場所取りをします。カメラ席の横のなかなか見やすい場所が取れました。シートを敷いて水筒とかを置いて物販へ向かいます。

私はTシャツとタオルを、奥様はロンTを購入しました。意外と一番空いていた時間かもしれません。

グッズを買ったら毎年フォトスポットになっている看板を通り、フェス飯のゾーンへ移動。

奥様は金沢めしのお店で金沢カレーを購入。

私は仙台牛タンのおみせで牛タンのっけ丼を購入。隣のお店で生ビールを2つ購入。

なにはともあれ、乾杯からのスタートです。カレーも牛タンも美味しかった。

開演時間までまだ時間があったのでスタバで休憩。10月とはいえ直射日光はかなりのもので、日陰が涼しかった。

1|CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN

くるりのお二人による開会宣言を経てトップバッターはCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。ボーカル/スティールパン/シンセサイザー、コーラス/シンバル、ベース、ギター、パーカッション、ドラムと変則的なバンド。ワールドミュージックをベースにしてそうでもあるけどひねったポップ職人という印象が強かった。アンビエントとか民族音楽とか様々なバックボーンが垣間見えるバンドでした。感想としては凄く良かった。キリンジ好きそうな人にもハマりそうなバンド。個人的にはパーカッションとドラムが心地良くバンドサウンドを盛り上げているのが好きでした。帰ってWikipedia見たら、正式には3人組らしいことを知ってよく分からなくなりました。またどこかで見たいです。

2|菊池亮太

物販に行ったりフードエリアでグダグダしてたので聞いておりません。ネット上の情報だとラフマニノフを演奏したり、岸田さんと「さよならリグレット」を演奏したそうです。

3|KIRINJI

〈セットリスト〉
リハ 非ゼロ和ゲーム
だれかさんとだれかさんが
悪玉
Rainy Runway
killertune kills me
時間がない
進水式

まぶしがりやの堀込高樹さん。バンド編成で、リハから一曲初めてしまうくらいに前のめり。悪玉は個人的によく聴いたアルバムからの一曲だったので嬉しい。それにしても衰えてないね。今もポップマエストロとして存在感じゅうぶん。ちなみにスタンディングエリア入場規制がかかっていました。多世代のファンがいるのかな。

4|Daniele Sepe & Galactic Syndicate

イタリアはナポリの巨匠でサックスプレイヤー兼作曲家、と愉快な仲間たち。ジャズロック系プログレにも通ずるものがあると勝手に思っています。くるりのお二人とレコーディングをしていたメンバーがそのまま来日したそうで、途中からくるりが出てきてDaniele Sepeとの新曲も演奏していました。
途中、MCでパレスチナに触れ、同じくイタリアのAreaの「Luglio,agosto,setembre (nero)」をカバーしてきたのは流石にビックリした。2024年に1973年の曲がカバーされるなんて。でもビシビシ決まって凄く格好良かった。Area好きの私としても凄く嬉しかった。

5|羊文学

〈セットリスト〉
Addiction
GO!!!
光るとき
Burning
OOPARTS
more than wards
祈り

2年連続出場の羊文学。去年はチケットを取らなかったので音漏れを聴きに行ったバンド。別のフェスで見る機会もあったけど、今日は何かオトコマエだった。ふわっとしつつもの凄く強い芯があるようなロックを演奏していました。ギターの音色が凄くツボで、それだけでもずっと聴いていられるのだけど、歌声もキレイでその組み合わせがエモーショナルにも感じて胸を掻き毟られるような気持ちになりました。そういえばベースも野太くなったような気もするし、しっかりキャリアを積んでいる様子も伺えました。サポートドラムはYUNA(ex.CHAI)さんでした。羊の皮をかぶったなんとやら。

6|ASKA

〈セットリスト〉
はじまりはいつも雨
SAY YES
笑って歩こうよ
帰宅
僕はこの瞳で嘘をつく
太陽と埃の中で
PRIDE

いわずと知れたベテラン。2年前くらいに京都に引っ越してきて、今日も自転車で会場入りしたそう。始まる前のMCで喉を少し痛めていると言っていて、少しつらそうでした。そんな心配をよそに、歌声の第一声では会場中が本当にASKAが目の前にいることを歌声で認識したのか、拍手が起きました。凄かったのひとことです。
普通フェスだと知られていると思われる曲を連発するそうですが、そうじゃない持ち曲で弾き語りを初めてみたり、と少しいつもと違う構成にしたみたいです。まあ、知らない曲でも凄いと思えるエネルギーは感じました。逆にベストコンディションだったらもっと凄いのか、とか色々思うこともありましたがしっかり完全燃焼。楽しかったし、凄かった。SAY YESのイントロの会場の湧き方も凄かった。やっぱり世代だからみんな知っているんだよね。また見たい。

7|くるり


〈セットリスト〉
ばらの花
ブレーメン
Liverty & Gravity
Time
California coconuts
ロックンロール
潮風のアリア
encore 琥珀色の街、上海蟹の朝

ストリングスやダニエレ・セーペ(サックス)、SHOW-GOといった面々が加わった編成での演奏。個人的にはブレーメンが特に良かったなあ。流石フェスの主催者だけあって安定感のあるステージ。サックスやフルートが加わるとまた雰囲気変わるし、ストリングスが加わると印象が変わるし、不思議な化学反応を見ているようでした。名残惜しいですが、今年の私の音博はここで終わり。二日目に行かれる方は楽しんでください。

今年の音博は晴天の空の下で、夕焼けの下で、日が暮れ月の下で、1日さまざまな音楽を楽しめました。楽しい1日はあっという間ですね。さあ、エネルギーを充電したから来週の仕事も頑張りますか。


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