タイマーを鳴らし事件の幅を捉えていくこの世界におはようを告げ 悲しみの答えを探し出す日に出かける 事の始まりは雪の解に溶けた甘い菓子から 沁みだす紅茶の香り 生まれた悲鳴から浮き出す衝動は心を奪っていく 隅分かれた感情を心から磨り出しては減っていく 寂しさのあまりに嗜むお酒でさえも心の中 赤いロープを握りしめながら心の淵に辿り着く ここのレストランには蒸気が充満している 青い身体のフェンスが蹈鞴を踏み荒廃としたタワーを蹴散らしていく 広い観衆の目に留まり古びれたサインを貰いな
クリームの中に厚ぼったいバニラが香りめく街で また、歩いていく さよなら帽子に塗れた山人よ ここからはクリームソーダを持っていきなされ そこからほどなくすると 看板を背負った、アイスクリームとは程遠い パセリの匂いがする歌人が現れた 移り行く街の片隅の中に心が解け合うような フリフリのミドリガメが歩いている そこから見える景色はどうなのかと聞いてみるが 甲羅を七つの色に輝かせ燦然と歩いている ここの町は酷く冷える 冷気を纏わせながら灰色の息を吐き ストーリーランドに足を踏み入
くるしい かなしい ふるしい かよしいならしい くやしいさとしい 眠れてない感情爆発幸殺人悲しみバリア 草の根から粉塵を巻き上げ刺身を食べる野蛮人 普通のボールを食べながら貪るは 悲しき奴隷の姿なり 塞ぎ込んではいたたまれない痛みを悲しみ俯瞰の最中に菓子を作り続けは腐り続ける可哀想だとは思うがいたたまれのなさに憤慨孤独を貫くにはまだ荷が軽い 宇宙の果てから耳鳴りがなるもやまずのふくらはぎ さめやらぬ音に悶えながら震える体に意を唱えるそんなこんなの古屋敷 なにも産
文字をカリカリ書きたいよくに見舞われた日にはたくさんの滴る想いがあるのかなと思いを巡らせながらタイピングしている 日常をスケートのように滑ることができるのはよほどの足元に氷が凍っていないとだめなのだろうか 悲しみの上で踊るならステージには笑顔でなければ喜べないのだろうか 全てに身を任せ服が人だとするならばどこへでも透明が増えていくだろう この空白さえ愛おしく思えないのは土に埋もれたいか 上の方で生きるには空も近しく青い世界に引き込まれていく 心の話をするのなら知っていることさ