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他人は宇宙人ですよ

ロッシーです。

自分と他人が同じ考えだと思っている人ってけっこう多いように思います。

でも、本当は、全然違うんですよ。


他人と自分が同じだと思ってしまう人

自分が飲み会が好きだから、他人も飲み会が好きだと思って無理やり誘っていませんか?

自分が仕事をバリバリするのが好きだから、他人にも同じレベルの情熱をもって仕事をすることを求めていませんか?

自分がプロ野球とゴルフが好きだから、いつもプロ野球とゴルフの話題をしていませんか?

でも、他人はあなたとは違うんですよ

あなたの周囲には、あなたと同じような考えの人が多いのかもしれません。でも中には、全然異なる考え方の人だっているんです。

その認識が圧倒的に不足している人が多いと思います。

姿かたちが似ているから余計にそうなる

なぜ他人と自分の考えが同じだと思っていますのでしょうか。

おそらく、お互いの姿かたちが似ているからだと思います。

そして意思疎通もできるわけです。

だから、「自分と他人は同じだ」と思ってしまいやすいのかもしれません。

もしも皆がスターウォーズに出てくる多種多様なキャラクターのように姿かたちが異なっていたらどうでしょう。

おそらく、「自分と他人は同じだ」と思うことはないでしょう。

宇宙人だと思うくらいでちょうどいい

極端な話、自分と他人は宇宙人と同じくらいに違うと思ったほうがいいと思います。

そうすれば、何か意見の相違があっても、

「そういう考えもあるのか。まあ、あの人と自分は違うからしょうがないよな。」

となると思います。

自分の近しい人であっても、宇宙人だと思ったほうがいいです。

別に宇宙人だからといって、愛し合ったり、仲良くできないわけではありません。人間のコミュニケーション能力はそこまでヤワではありません。

同じが前提の社会と、違いが前提の社会

特に、日本の社会は同じが前提の社会です。

何か意見の相違などがあると、

「なぜ同じじゃないの?」

というところからスタートします。皆が同じであることが前提なので当然そうなります。

でも、本当は1人1人全然違うんです。

だから、同じを前提にするのではなく、「違うことを前提とする」ほうが適切だと思います。

そうなれば、

「まあ、意見が違うのは当然だよね。じゃあどうすれば皆が納得するような結論を出せるのか議論してみよう。」

となるわけです。

どちらのほうがいいでしょう?

多様性を叫ばないといけない社会

ダイバーシティという言葉が流行っていますね。

でも、そういう言葉が流行るということは、

「ダイバーシティが実現できていない」という現状があるから流行っているわけです。

本当にダイバーシティが実現できている社会なら、ダイバーシティという言葉は流行りません。

基本的人権が確保されていない社会ほど、基本的人権を求める声が強くなるのと同じです。

いつの日か、

「人は皆違うんだ。だから、互いの個性を認め合おう。」

という常套句が言われなくなる日が来ることを祈ります。

そのときこそ、「人はみんな違う」ということが当たり前のものとして達成された日なのですから。

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