【書評】内向的な人は必読のベストセラー!ジル・チャン『静かな人の戦略書』
ロッシーです。
ジル・チャンの『静かな人の戦略書』を読みました(著者ジル・チャンさんはホントに美人ですね)。
読みながら「うんうん、そうだよね~」と同感、共感の連続でした。
世の中には、多数派とは異なる人が沢山います。
昨今のLGBTQなどもそうですよね。
ただ、意外に気がつきにくいのは「内向的人間」だと思います。
・会議でもっと積極的に発言するべき
・自分の成果をアピールしなければダメ
・人脈を広げまくれ!
・飲み会や社内行事に絶対参加しろ
・テレワークではなく出社すべき
など、こういった言説の多くは、内向的な人がどういう性格なのか、多くの人が知らないことから起因しているように思うのです。
もちろん、人間を単純に外向か内向かで分けることはできないことは承知の上ですが、内向的な人は外向的な人よりも数が少ないと思います。
そういうこともあって、なかなか内向的なタイプというのは理解されにくく「生きづらさ」を感じてしまいがちなのです。
そういう意味では、こういった書籍がベストセラーになることは非常に喜ばしいと思います。
個人的には、外向的な人ほどこういった本を読んでほしいと思っています。そうすれば、組織における多くのすれ違いなども解決しやすくなるのではないでしょうか。
本書には、内向型人間が持つ力や、人間関係をやりくりするコツなどについてのヒントがいっぱいです。
・静かな人は「表面より本質」を重視する
・「じっくり聞く」という特殊能力
・冷静に「小さなミス」を見つけだせる
・大人数より「一対一」で深い関係をつくれる
・観察者で、リーダーで、集中力がある
・静かな人が「もっとも周到」なことは多い
・静かな人の「バックハンド」の威力
・完璧な準備で「質の高い」仕事をする
・「謙虚さ」こそが成功をもたらす
こういう知識を得ることで、内向的な人は自分の持つ良い面に気づくことができるのではないでしょうか。
内向的な人間の良い面にフォーカスする動きが今後も強まるのであれば、ありがたいことです。
外向的、内向的、どちらも単なる違いでしかありません。良いも悪いもないのです。
外向的な人も、内向的な人もぜひ一読をおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
Thank you for reading!