マガジンのカバー画像

本の要約、感想、書評

122
読んだ本の要約、感想、書評です。
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

【書評】バルザック『ゴリオ爺さん』は、欲望・野心・お金・悪・出世を描いた現代に通…

ロッシーです。 バルザックの『ゴリオ爺さん』を再読しました。やはり、何度読んでも傑作です…

ロッシー
1年前
26

【書評】『車輪の下』が課題図書になる理由。キーワードは「嫉妬心」。

ロッシーです。 『車輪の下』を再読しました。 「車輪の下なんて知ってるよ。ガリ勉の主人公…

ロッシー
1年前
19

【書評】『小説 上杉鷹山』を読む。ケネディ大統領が最も尊敬する日本人を知っていま…

ロッシーです。 あなたは上杉鷹山を知っていますか? かつて、アメリカ35代大統領のケネディ…

ロッシー
1年前
24

【書評】『教養の書』を読む。 読書とは、文化のたすきを未来へ繋ぐリレーに参加する…

ロッシーです。 「これからは教養を身に付けろ!」 という言説が目立っているように思います…

ロッシー
1年前
15

【書評】塩野七生『マキャヴェッリ語録』は通勤電車にピッタリな本

ロッシーです。 塩野七生さんの本に、一時期はまっていました。 ローマ人の物語は文庫で全43…

ロッシー
1年前
15

【書評】サマセット・モーム『雨』は、エロティックな妄想力を鍛えてくれる秀逸な短編…

ロッシーです。 最近、サマセット・モームの短編にはまっています。 今読んでいるのは、光文…

ロッシー
1年前
22

【書評】『クリスマス・キャロル』を再読。良い評価が欲しいんだよね。だって人間だもの。

ロッシーです。 新年あけましておめでとうございます。 ディケンズの『クリスマス・キャロル』を読みました。 とっくにクリスマスが終わってもう正月なのに、なんで『クリスマス・キャロル』を読んでんねん!時期外れやろ! というツッコミは想定内です(笑)。 なんとなく、新年になったら読みたくなったのです。なんででしょうね? まあ、それはともかく、楽しく読みました。 改めて今回読み直してみると、やはり昔読んだときとは、受けた印象が違います。 今回読んで思ったのは、『クリスマ