伝説は世紀を跨いで映画になった〜『ボヘミアン・ラプソディ』
遅ればせながら『ボヘミアン・ラプソディ』。
冒頭、ライヴ・エイドのステージに向かうフレディの姿が描写されます。そのシークエンスはラストで反復されますが、同じカットではありません。変化をもたせているのです。この編集の妙は映画全体の成り行きを象徴的に示しているようにも思われ、なかなか秀逸です。
また、フレディがエイズと診断された病院の廊下で、ファンとおぼしき若者から「エーオ」とコールされ、「エーオ」とレスポンスする印象的なシーンがあります。ライヴ・エイドのステージで、今度はフレ