自分にしか出来ない何かを探して
ここ数日、個展のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
いや、もはや押しつぶされていた。
こう、頭や首や胸の辺りをギューーっと何かに誰かに押さえつけられて息ができなくなっているような
自分が果物にでもなってジュースの絞り機で中身を絞り出されているような
そんな、感覚。(←どんな)
消えたかった。死にたかった。
自分の弱さに絶望していた。
なんてダサいんだろうわたし…って。
ふと、Facebookのタイムラインにこれが流れてきた。
(←1年前の今日って機能。便利だよねこれ。)
自分で描いといて忘れてる作品っていっぱいある。
基本的に、その時その時の感情は、その時その時で消えてしまうから。
わたしこんなこと描いてたんだな、って思うことがたくさんある。
これも。
今、わたしは
いつの間にか、こうしてたくさんの人に支えられて、個展も開かせてもらえるまでになっていた。
とても信じられないことだ。
想像できなかったことだ。
わたし自身は、苦しいとか生きたい気持ちを、ただただ5年間わけも分からず描きなぐってきただけ
でもそれが、知らず知らずに誰かや人のためになっていて、
気づけば応援してくれる人、支えてくれる人がたくさんそばに居てくれた。
それは、とてもとても、有難いこと、幸せなことだ。
願っても、そうなりたくてもなれない人もきっといる中で、わたしはやっぱり、とても恵まれているのだと思う。
だから、こんな所で負けている場合じゃない
こうして応援してくれている人が、待ってくれている人がいる、それは事実
これはきっと、わたしにしか出来ないこと
そして、やっぱりこれはわたしがやりたかったこと
願っていたことなんだ。
【自分にしか出来ない何か】
ずっと、わたしは自分にしか出来ない何かを探してきた。
自分にしかできないことを探してきたと思う。
誰にでもできるような、代わりがたくさんいるようなことには興味がなかった。
わたしにとってそれは意味をなさなかった。楽しくなかった。やり甲斐がなかった。
自分にしか出来ないことがしたかった。自分にしか出来ない何かが欲しかった。
やり甲斐や生きがいのある何かがしたかった。
あなたがいいのだ、あなただからいいのだ、あなたじゃないとダメなのだ、と言われたかった。
誰かの「特別」に、世界でただ一人の「わたし」に、唯一無二の「わたし」になりたかった。
だよね?
そして
たぶん、今、その夢は、叶っている。
でないと、個展なんか開かせてもらえない。
感謝、だ。
ここまで応援してくださった皆さんに、いま支えてくれているたくさんの仲間に、
本当に、本当に、感謝。感謝します。
わたしの夢を叶えてくれて、本当にありがとう。
まだ皆さんにそれを返せていないから、これから返さなくちゃいけない。
だけど、わたしは本当に弱い人間です。
蟻んこよりミジンコより弱い、ミクロの心臓しかない、
ちょっとの刺激でペチャンコに押しつぶされるような人間です。
どうか、みなさんチカラを貸してください。
自分ひとりの力ではもう前に進めません。
自分ひとりでは、もう歩くことができません。
どうぞよろしくお願いします。