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【王道だけどシンプルな方法】頭のモヤモヤをスッキリさせる為には

■15年前の私

「なんだか頭がスッキリしない」
「朝起きても頭がモヤモヤする」
「やることはたくさんあるのに結局何も終わってない」


多忙を極めている読者の中にも、そのような経験をしたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

かくいう私も、勤務時間外、プライベートの時間でもどこか仕事のことを考えてしまって、「このまま本当にやっていけるのか」と将来に対する不安に襲われたことがしばしばありました。

当時のOJT担当からは「一に、仕事。二に仕事。三四がなくて、五に仕事。」というタイプであった為、とにかく仕事に没頭するしかありませんでした。

毎日そんな目に見えない"何か"にいつもプレッシャーを感じ、毎日不安に押しつぶされそうになりながら日々生活しているとある本に出会いました。

■頭の中にある"モヤモヤ"の正体

心理学では、このような大量の雑念より、意識を奪われ、状況の変化に追いついていけない状態の事を「マインドレス」と呼んでいます。
(言い換えるなら、“心ここにあらず”の状態といったところでしょうか...!)

私のようにあれこれ心配したり、今やるべきことに集中できない状態になると、担当の関わる業務で忙しいと感じるわりには、どれも終わっていないこともしばしばありました。

その結果、日々心身ともに"疲弊"し、家に帰っても何もすることができず、翌朝起きても疲れが残ったまま次の日出勤することが多かったです。

そのような"マインドレス"になりやすいタイプは、特に仕事への責任感が強い人や、所属する組織への愛着が強い人何事にも一生懸命取り組む人が意外にも陥りやすいです。

このように、マインドレスな状態が続くと無駄にエネルギーを奪われ、仕事の集中力は低くなり、なんでもない業務も上手くこなせず、失敗するべくして失敗していってしまいます。

そして精神は日々のストレスで蝕われ、結果的に健康に悪影響を与えていきます

さらに現代は情報化社会となり、常に仕事にスピード感が求められ、LINEやChatworkなど24時間常にオンラインの状態が続く為、"仕事とプライベートの線引き"が昔よりもますます曖昧になってきており、心は"マインドレス"にハマっていくばかりです。

そのような時代では"抜け出したいのに抜け出せない"ということになってしまうのはある意味致し方ないことなのかもしれません。

■マインドレスから"マインドフル"へ

では、このような状況下で、私たちはどう向き合っていけば良いのでしょうか。

結論、まずは"マインドレス"の状態から"マインドフル"の状態を目指すことが大事なことのように思います。

心理学では、"マインドフル"とは、「良い・悪い」などの価値判断をすることなく、「今この瞬間」に注意を向けている心の状態の事を指します。

"マインドフル"の状態を目指す事で、周囲の出来事に気をとられなくなる為、心が安定し、集中力・洞察力が高まると言われています。

また、以前から不安や恐怖に襲われていた状況においても、より冷静に対処できるようになると考えられています。

■マインドフルへの道

ではいったいどのように"マインドフル"を目指せば良いのでしょうかその方法の1つは瞑想です。

最近でもAppleやGoogle、Fordなどの大企業が社員研修の一環として、瞑想を導入したことでも一躍"瞑想"の知名度が高まりました。

瞑想には頭と心をスッキリとさせる効果があり、1回の実践でも一時的なストレス軽減効果やリラックス効果が期待できます。

しかし、毎日・集中できる特定の場所で・時間をとっておこなうことはハードルが高いです。

特にお子様がいらっしゃる家庭だとその実現は一層難しく感じてしまうかもしれません。

私も瞑想に取り組んだことがあったのですが、取り組む条件(場所・時間・性格)が合わず、結局私には上手く効果を感じることができませんでした。

■とにかく書く!書く習慣がオススメ

そこでもう一つの方法が、「とにかく書く!」こちらの方法です。

私は、頭を整理して"マインドフル"にするための現実的な方法が「書く」ことだと実感しています。

書く習慣のメリットは、場所を選ぶことがなく、「紙」「ペン」さえあればすぐ取り掛かることができます。また自らの気持ちを吐き出すことに集中する為、瞑想の「無」に近い状態に近づくこともできます。

併せて、書くという習慣はすでに日常生活のある意味延長にあるため、瞑想を取り入れることが難しい人でも、比較的取り組みやすい方法だと言えます。

■書く習慣による得られるメリット

書く習慣を実践することで得られるメリットは次のようなものがあります。

・頭の中にあるモヤモヤを整理することができる

・頭の中が整理できると無用な不安、焦り、自己嫌悪などによるストレスが減る。

・『ON』と『OFF』の切り替えができるようになる。

・続けるうちに頭の回転が速くなり地頭が良くなる。

・地頭が良くなる為、仕事のパフォーマンスが上がる。


脳は情報を処理する量(扱える量)に限りがあります。それを紙に書き出すことによって、脳のメモリを効率的に使えるようになります。

そして紙に書き出すことで、頭の中にある不安や雑念が吐き出され、さらに見える化することで頭の中が整理され、脳内がスッキリし、具体的行動に起こしやすくなっていきます

そうすることで次第に精神が"マインドレス"から"マインドフル"に近づいていくことを実感できるはずです。

それでは、具体的に書く習慣とはいったいどのように取り掛かれば良いのでしょうか。

■書く習慣の実践編

こちらでは書く習慣を取り組むにあたり書き方についてご紹介していきます。
(ぜひ、読者の皆様も紙とペンを用意し、実際にやってみてください。)

①A4の紙を1枚用意する
②紙の左上にタイトルを記入する
 ※基本的に思いついたテーマでOKです!
③右上に日付を記入する
④タイトルについて4〜6つ程記入する


上記をすべて1分間で書いていきます。また、1つの項目に書くのは20〜30文字程度がいいです。

その際文脈などはまったく気にしないで、とにかく思ったことを書いていって大丈夫です。

【テーマ例】
・将来の夢(なりたい姿)
・健康について
・イマ満足していること/不満に感じていること
・自分の好きな所/嫌いな所など


これを1日10セット(10分)するだけで、かなり頭がスッキリします。

集中力を必要としますので、慣れるまではセットを少なくして取り組んでみてください。

それを毎日10分だけ取り組むと不安に感じていたことも整理されて、結果、頭のモヤモヤが晴れていくのを感じることができます。
(騙されたと思ってまずはやってみてください...!!)

さらに書く習慣を仕事へ活かしたいという方は、その書き出した内容を深掘りし、具体的な行動へ落とし込んでいくこともできます。

書く習慣のレベルが上がった際にはぜひチャレンジしてみてください。

(具体的な仕事への活かし方に関してもっと知りたい方は、下記参考にしてみてください。)

参考本:『0秒思考法』著者赤羽雄二氏

■さいごに

つらつら書いてきましたが、結局は頭の中で色々と考え込むのではなく、リセットする機会を設けましょうということです。

まずは悩みを抱えるのではなく、日常的に思いっきり外に出してあげてください

あなたの悩みを解決する一つの方法として、ぜひ上記を習慣を取り入れてみていただけると幸いです。

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