生徒の全てに「YES!」と答える指導法
おはこんばんちわ。学習コンサルタントのもふもこです。
梅雨ですね!
個人的には、雨は好きで、特に雨音なんかは落ち着いてブログが書けたりします。
だったらもう少し更新しろや、というツッコミがきそうですが...
今回は、ぼくがいつも家庭教師の授業で行っていることのひとつを紹介させて頂きます。
最後までお付き合い頂けたら幸いです。
全てに対して『YES』と答えるメリット
ぼくは、生徒さんが言ってくれたこと、考えていること全てを受け入れようと努めております。
基準は、法律です。
「法律さえ守っていれば、全部OK!」とさえ思っています。
「勉強したくない」や「学校に行きたくない」、「今日は少し眠いです」など聞いたら怒ってしまう大人が多いような内容でも受け入れようと頑張っています。
たとえどんな内容であっても、家庭教師のような大人に『YES!』と言ってもらえることで、自分の言葉に耳を傾けてくれていると感じてくれます。
自己肯定感を高めることにつながると考えています。
そして、生徒との信頼関係を構築することに寄与します。
また、ぼくの家庭教師の授業では、テスト期間など特別な場合を除いて、基本的に授業前に生徒に何をやりたいかの確認を行います。
決まり台詞は、「んで、今日は何やんの?」です。
そして、返ってきた内容には、あまりにも勉強からかけ離れているものを除いて、全てに対して『YES!』と返答します。
聞いたときにはツッコミどころが多いものもありますが、生徒さんが考えて言ってくれたことだと思い、受け入れるようにします。
『YES』と答えることで、生徒は自分の勉強を自分のことと考えるようになる
そして、家庭教師の時間の終盤に、なぜ今日ここをやろうと思ったのか、必ず確認します。
返ってくる理由は様々で、
「今日学校でやってわからなかったから」というものから、「宿題だったから」、「この教科の教科書がたまたまあったから」や「なんとなく」という勇気のある返答までバリエーションに富んでいます。
そして、大体の生徒さんは、ある教科に偏ることが多いです。
意識的になのか、無意識的なのか、何かしらの理由を添えて、苦手な教科を避ける傾向が強いように感じています。
しかし、それではテストの合計点の底上げにはつながりません。
得意なものを伸ばすべき、という考え方もありますが、受験のある中学生はそんなことは言ってられません。
そして、ぼくは必ずその「不得意を避けたこと」を言及するようにしています。
生徒は、自分で決めた授業内容であり、そのことをお伝えすることで、自分のことと考えるようになります。
勉強は自分で考えて行うべきです。
人から言われて行う勉強は、自分から行う勉強よりも効率が1/10倍まで落ちるとさえ言われています。
繰り返しますが、勉強は生徒が自覚を持って、取り組んでもらう必要があります。
これをアクティブラーニングというそうですが、
教師側はこのアクティブラーニングに生徒が自然と入り込んでいけるように誘導してあげる必要があります。
だから、ぼくは家庭教師の授業で行うことは決めないし、授業内容を押し付けることもしません。
生徒が言ってくれたとを尊重して、その授業では、その生徒さんが行った内容に最後までお付き合いします。
これを繰り返すことで、だんだんと苦手な教科にも取り組む意識を持ってもらい、なおかつ、今自分は何をやるべきなのか、何が不足しているかを考えるきっかけにすることができます。
今自分はなんの勉強をするべきか、ということを考えるということは問題意識を持つ、ということであり、如いては自分の学習に興味を持ってもらうことに起因します。
勉強習慣というものは並大抵なことでは身に付けることはできません。
こういった細かい指導の中で、自然と生徒自身が見つけ出すまで、根気よくお付き合いするのも大人の仕事だと、ぼくは感じています。
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