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子どもが学校へ行かない家庭の、学校との関わりのこと。

子どもが学校へ行かなくても義務教育期間は学校に籍を置かなくてはならないため、どうしても学校との関係は続いていきます。
最近は、不登校児童生徒への対策が公立では重要視されてきて、学校からのアクション(プレッシャーではない)も多くなってきている地域はありそうです。

「関わることで更に子どもの状態が悪化する」など二次的な被害が出る場合や、ホームスクールやフリースクールへ通う方針を初めから定めない以外は、ある程度学校との関わりが生まれます。
それも母親が負担することが多いのではないでしょうか。

入学してから不登校になった家庭においては決して能動的ではないこの関係性について、こちらの記事はけっこう参考になりそうだなぁと思いました。
関係性のデザイン、なるほど!です。
篠原さんの記事好きです。リンクさせていただきます。


ちなみに子どもが学校苦手な場合は、「子どもが守られる関係性にする」など、ある程度の目的は作りやすいです。
そのためにどう動いたら自分だけではなく相手も良いか?学校だけではない関わりを肯定してもらえるか?という部分は、それぞれの家庭ごと、深く試行錯誤しているのではないかなぁと思います。




ここで自分がどう関わってきたかも書いてみたいと思います。興味のある方だけ読んでいただけたら^ ^

長女が最初に不登校傾向になってから、もう10年経とうとしています。あっという間でした(・・;)

どうせ付き合うならば良い信頼関係を結びたいなと、今は考え動いていますが、最初の1〜2年は学校とトラブったりしてました(^^;)
というか自分の不安な気持ちや感情が収まらない時期で、また「どこまで子どもをフォローしていいか」「学校に何を求めていいか」が分からなかったり、「甘い親」と周りから言われ続けて迷走し、結果、子どもを振り回していました。

今思えば、私が特に求めていたのが、「共感」や「理解」。あと「承認」だったかなと。
味方がいなかったし分かってほしいのは当たり前じゃない?と思われそうですが、、、共感や理解というのは、やはり同じような立場・経験をしていないと、イメージって難しいんですよね。
私も先生方への共感や理解は難しい。分かってくれ!がぶつかったのがあの時期でした。

「分からない」からこその多様性であるんだな、と理解するようになってから、学校の先生方とは前より連携が取れるようになりました。

今ではまず「信頼」を先に作り、「目的の共有」をするようにしています。共感や理解は求めません。笑

そもそも接点の無かった人といきなり仲良くできないし、何が好きな人なのかなー?という興味関心から始まる感じです。
というのは、我が子たちが「先生の趣味が知りたい」という事が多かったので、そういう形になってきたなと。

単純に共通の話題があれば緊張しないし、話してみたいと思うし、自分達なりに学校との接点を見出したい彼ら(通えるものなら通いたい派)だったので、
「担任の先生による部分が大きい」というのも分かっていたからだろうなーと思います、無意識に。

また、先生になりたい人というのは基本子どもが好きなんですよね。やり方が違おうと突っ走っていようと厳しかろうと、教育に対する熱意っていうのが伝わってくる方は多いです。
そして、組織の一部ではあっても、当たり前だけど、一人一人違っています。

学校に来ない子の担任をするってだけで仕事は増えますから、そこはむしろ感謝で、敵になる理由もない。
お願いしたくなること、しなきゃならないことがお互いに出てくるし、今のうちに遠慮のハードル下げときませんか?という思いで、新学期は早めに話しに行っています。

気持ちのハードルが下がり、相談したい事もわりと言えるようになると、より子どもにも目が行くようになる気がしました。

また可能な限り子どもと時間を一緒に過ごしてもらうことで、そこで初めて子どもへの「理解」や、親への「共感」が、少しずつ生まれていくように感じました。

関係性がない人に理解しろって、やはり無理ゲーなんだよね!って、私も時間をかけて理解していきました。



逆に先生方から伝わってくるのは、「学校に来られない子達を知りたい」という思い。
どうせなら我が子をリアル教材として使って欲しいし、今後に活かしてほしい。親にも疑問を聞いて欲しい。そういう思いもあり関わっています。

だいたいは時間を作る方向で動いてくれ、自然と感謝の気持ちが生まれています。

先生との時間に本人が安心できる雰囲気が出てきたら、
「ちょっと買い物が必要」など子どもに伝えて、預ける時間を増やしたりもします(先生も、親がいない方がやりやすそう)

「一人で大丈夫でしょ?」という言い方だと、石橋を叩いてわたる系の長男なんかは、よく不安が増したりしたので
予定があって仕方なくという状況をつくってきました。今はわりと平気になりつつあります。
(ちなみに過去の担任で、親がいる時といない時で態度が違う先生がいて、そうなるのが嫌!というのが長男にはありました。安心する相手なら私から離れます)

度胸とか安心感とかは、知らずに固まっていく方が負担が少ないなぁと、ここは何度も繰り返しながらコツをつかんでゆきました(^^;)


こんな感じで、ぜんぜん良い手段とかではないけど、地道〜〜に時間をかけ〜〜て試行錯誤してきた関わりは、確かにあったなぁと、振り返ってみると思います。

他にも登校班との関わりとかPTA役員の断るときの理由とか、パートナーとの関係とか、、、( ̄▽ ̄)
いろいろ工夫しないとやってこれなかったことは沢山ありますが、
これらは書き切れないので、今はやめておきます(笑)

長々と読んでいただきありがとうございます。


で、追加されてたー!リアルタイム不登校の居場所に繋がる記事。ここが、何より難しい部分。


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