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為替介入は、またある?2022年は3回の介入

4月29日に日銀が覆面介入したようですが、2022年にも為替介入が行われたことは、記憶に新しいところでしょう。

2022年は、9月22日、10月21日、24日と実に3回の介入が行われました。

今回も同じようにマーケットが推移すれば、同じように介入が行われる可能性があるのでは?と思い、過去のリプレイ動画を紹介したいと思います。

2022年の介入を振り返り

9月22日の為替介入

約24年ぶりに行われた円買い介入でした。この時点でのドル円相場は、長期にわたるドル高と円安のトレンドの中で、140円台に達していました。政府と日本銀行は、急激な円安が国内の物価高騰やエネルギー価格の上昇を招き、国内経済に悪影響を及ぼす可能性を懸念して介入に踏み切りました。この介入によって、ドル円は一時的に急激な円高に転じたものの、根本的な円安トレンドを止めることはできませんでした。

10月21日の為替介入

1回目の介入後も、円安の流れは続き、ドル円相場は再び上昇傾向にありました。10月21日、日本政府と日本銀行は再度の為替介入を実施しました。この介入により、ドル円相場は再度大きく動き、円高方向に調整されました。

10月24日の為替介入

続いて、10月24日にも、介入が行われました。10月21日の介入後も、相場が不安定であり、円安の流れが再び進んだためとみられます。3回目の介入では、2回目よりもさらに積極的な市場へのメッセージだったようにも感じます。

2022年の3回にわたる為替介入は、効果は何とも分かりませんが、このチャートを見る限り、10月24日の連続介入で、円安を止めたとも見えます。その後の11月10日にCPIショックがあり、その影響で完全に大人しくなったとの考え方が一般的かと思います。

2022年の介入

さて、2024年の介入は?

ご覧になった方も多いと思いますが、4月29日の為替介入は再現リプレイ動画を公開済みです。

現在までのチャートと2022年のチャートを見比べて下さい。
こちらは、15分足のUSDJPYです。

2024年05月01日までのチャート

2022年の9月22日と何となく似ているような気もします。
2022年では、9月22日から5円ほど上がったところで、10月21日の介入でしたので、仮に同じパターンだとすると1ヶ月以内に165円まで上がったあたりがXデイかもしれません。

為替介入や大幅な相場の変動を狙ったEAなどの自動売買プログラムもあります。しかしながら、為替市場は不確実なものですから、相場の波にうまく乗れば大きな利益を得ることも可能ですが、その反面、大きな損失が出ることも十分に考えられます。

この状況を危険と見るか、可能性と見るか、それは投資家の判断に委ねられますが、これらの要因による為替変動は非常に速いため、どちらの選択をするにしてもリスク管理は欠かせません。慎重な準備と適切な戦略が必要ですし、市場の動向を見極めるための情報収集も重要です。

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