「スキル」と「スキルを使う人」⑤ ~起こった出来事から何を受け取るの?環境作り・反省・失敗を活かす為に~
■起こった出来事自体って良いの?悪いの?
それ自体に、良いも悪いもない。ただの事実でしかないんです。
※起こった出来事
他拠点の後輩が大切に通っている企業様から頂いた案件で、
その企業様の社長が激怒され、うちとの取引を止める、と。
これまでうちで関わった開設先は、全て解約する、と。
今思うと、この起こった出来事も、ただの事実でしかないんです。
といいながら、あの時は、そうは思えませんでした。
後輩に迷惑をかけた。
後輩のお客さんに迷惑をかけた。
罪悪感もありました。
無能感もありました。
■起こった出来事への価値判断は、、、
それを体験したその本人が勝手に決めている
良い出来事!
悪い出来事!
全て、無意識にでも「●●にとって」が入っている。
今回、「後輩から頂いた業務遂行する上で」
私は勝手に、悪い出来事だ!と決めてました。
罪悪感はまだしも、無能感は特に受け入れたくない。
だから、運が悪かったと思うように、なっていきました。
私自身が、加害者や張本人であるはずなのに、
自分を被害者の位置において、責任から逃げました。
一方で、落ち込みは隠せてなかったのでしょう。
その後輩からも、上司からも、
気にするな、仕方がない、などと言ってもらえました。
特に後輩は、胆力があったんだと思います。
手塩にかけて育ててきた企業との関係が一夜にして無くなる。
激怒でしょう。
それを、心をケアするようなことを言ってくれたわけです。
おかげで、徐々に、心は落ち着いったのですが、
その出来事を悪いと決めてたのは、自分自身でした。
そう決めることで、
責められない状況を作ろうとしていたのかもしれません。
■起こった出来事の良し悪しは、
目的があり、その描くゴールの姿を達成するという前提のもとで、
良かったか、悪かったか、を計測することはできます。
後輩から頂いた取引をスムーズに遂行し、
後輩と、そのクライアントとの関係の強化に繋がり、
しっかりフィーをもらうということがゴールであれば・・・
とんでもない結果です。
悪かったと言えます。
だから、自分が何か目的をもって取り組んだ時に、
起こった出来事は、あくまでフィードバックでしかなくて、
その起こった出来事を使って、方向修正をしていくしかないんです。
起こってしまったことは、戻りません。
ならば、この出来事の後、私はどのように反省し、方向修正したのか?
これが大事な事なんだと思います。
で、反省したのか?方向修正したのか?
失敗を経験することで成長するとは言いますが、
単に失敗しただけでは、
逃げる力が上手くなるだけということもありえます。
失敗は、
反省と対策と次の一歩の行動を伴ってこそ、生きるのです。
で、自分は、どうしたの?
その反省の際にも、
取った行動を見返してみて、
何を、どうすれば、望む結果になったのか?
を振り返ることは大事だなと思います。
できれば、ダメ出しして、追い込んだり心を圧迫する感じではなく、
何を開示しても大丈夫なんだという愛の雰囲気で、
言葉を引き出すことが大事なんだなと。
自分で行うにも環境づくりは大切ですが、
コーチングとかになれば、もっともっと大切にしないといけないですね。
で、自分はどうしたの?
言い訳ばかりしてました・・・。
優しくケアしてくれたのですが、
その雰囲気はありがたかったのですが、
その時に、
何をどうしていれば、良かったのか?を反省はしてなかったです。
今から思えば、
・契約書を何としても早くに引き出すべきでした。
・その為に、出てこないなら、こちらで作って提示して、
期限を切って回答を迫り、進めていくべきだったと思います。
・その為に、工程表のようなタイムスケジュールを作り、
見える化して、迫っていくべきだったと思います。
・そこまで働きかけてダメならば、クライアントへここまでやったけどこの状況だと、このまま進めるのかどうか判断して欲しい、と判断を仰ぐべきだと思います。
なので、契約書の案の作り方、工程表のようなものの準備、
また目的のために、厳しいことを丁寧に伝えていくスキルは身に付き、
今では、手にすることができました。
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