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第14回 稲盛和夫(京セラ・第二電電創業者)の名言〜現代の日本型経営の神様になった人は何を語ったか?【名言と本の紹介エッセイ】
「神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ。」
京セラ元会長 稲盛和夫
最初から神頼みでは戦略もへったくれもない。
自ら戦おうとしない者にはどこからも援軍はやってこない。
人事を尽くして天命を待つ。
天は自ら助くる者を助く。
まずは自ら戦い抜く姿勢が、援軍と幸運を連れてくる。
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「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。」
京セラ元会長 稲盛和夫
いつの時代も、明日の成果は自分が積み上げてきたものの結果に他ならない。
日々の努力や習慣が自分の未来を創り出す。
なお、今までとは違う人生を送りたいときには、努力の方向性を変えてみる。
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冬休みから勉強を一生懸命頑張るのも、やらないよりはもちろん良い。
ただ、受験の合格はそれ以前の日ごろの勉強の積み重ねで決まる。
つまり、日々の習慣の延長線上に合格がある。
習慣が大事。
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「感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親であるかもしれません。」
京セラ元会長 稲盛和夫
歳を重ねてくると、信頼関係を作る上で素直さや柔軟さがいかに大切かが分かってくる。
意地を張ったり、自分の考えに固執すると、自分にも周りの人にも悪影響。
信念と頑固さは本質的に異なる。
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「世の中に失敗というものはない。
チャレンジしているうちは失敗はない。
あきらめた時が失敗である。」
京セラ・KDDI創業者 稲盛和夫
世の中の挑戦し続けている人たちに対して勇気をもたらしてくれる言葉。
本日は稲盛氏がお亡くなりになられたとのこと。
日本を支え続けた偉大な経営者に合掌。
「世の中に失敗というものはない。
— 戦略マスター頼朝@教育専門家/文章術でブランディング (@6VQGPJH3FHYoZn6) August 30, 2022
チャレンジしているうちは失敗はない。
あきらめた時が失敗である。」
京セラ・KDDI創業者 稲盛和夫
世の中の挑戦し続けている人たちに対して勇気をもたらしてくれる言葉。
本日は稲盛氏がお亡くなりになられたとのこと。
日本を支え続けた偉大な経営者に合掌。 pic.twitter.com/taQJb8VtEl
反対解釈すれば、諦めなければ失敗ではない。
しかし、その前の言葉に「チャレンジしているうちは」とあることに気をつけたい。
心の中だけでなく、行動し続けること。
「夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱が湧いてくるのです。」
京セラ元会長 稲盛和夫
夢を持っているからこそ、毎日が退屈せずに済む。
夢を持てていない頃は、それこそ糸の切れた凧みたいな状態だった。
夢を持つおかげで、苦労を苦労とも思わないで毎日頑張れる。
情熱が湧いてくる。
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「長い目で見れば、誠実で善行を惜しまない人物がいつまでも不遇にとどまることはないし、怠け者でいい加減な生き方をしている人がずっと栄えていることもありません。」
京セラ元会長 稲盛和夫
他人や自分の人生を短期的な視点で評価しない。
長期的に見れば、努力家で誠実な人は報われている。
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「何かを実現するのに必要な心構えは『発想を限定しないように楽観的に構想し、あらゆるリスクを想定して悲観的に計画し、思い切って楽観的に実行する』こと。」
京セラ元会長 稲盛和夫
構想段階では楽観的に
計画段階では悲観的に
実行段階では再び楽観的に
受験勉強にも仕事にも通じる考え方だ。
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「『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する』ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです。」
京セラ元会長 稲盛和夫
計画は悲観的に立てることがポイント。
期待値を低く見積もっておけば、たいていの事には対応できるから。
あとは楽観的に構想し、実行すると良い。
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「『私たちは今後どうなりますんや』と部下に聞かれたら、『我々はこうなるんだ』と間髪入れずに答えられるようでなければ経営者失格である。」
京セラ元会長 稲盛和夫
リーダーは常にメンバーたちよりも一歩先を見て、ビジョン(戦略)を練っておきなさいと言うことだろう。
聞かれてからでは遅い。
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目指すべき方向をメンバー達に示し続けるのが、リーダーの大きな役割の1つ。
絶対的な正解がないからこそ、大事な役割だと言える。
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「現在の能力でできる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやりとげられません。」
京セラ元会長 稲盛和夫
学習塾の教室長を経験して思うのは、その子の成長段階にもよるとは言え、今の実力の1.1〜1.2倍くらいの課題をやらせてあげるのが一番伸びると感じる。
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新しいことを求められると、ついつい躊躇してしまいがちなのは、人間が安定を求める生き物だから。
ただ、新たな武器を身に付ける良い機会でもある。
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「人生とは、その『今日一日』の積み重ね、『いま』の連続にほかなりません。」
京セラ元会長 稲盛和夫
今この瞬間の積み重ねが未来を作ると信じるからこそ、今日もTwitterがんばります。笑
積み重ねが目に見える形で残っていくこと自体も、自分の成長を感じられて嬉しい。
見てくれる人もいる☺️
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「物事に筋が通っているか、すなわち道理に適っているかどうかを判断するためには、単に論理的に矛盾がないかということだけでなく、それが人としてとるべき道に照らし合わせて、不都合がないかという確認が必要。」
京セラ元会長 稲盛和夫
論理的な正しさと人間としての妥当性の2つの観点が大切。
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「いまこの1秒の集積が1日となり、その1日の積み重ねが1週間、1ヵ月、1年となって、気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていたというのが、私たちの人生のありようなのです。」
京セラ元会長 稲盛和夫
Twitterも毎日続けると、いつの間にか自信に変わっていく。
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「平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。」
京セラ創業者 稲盛和夫
いきなり偉大なことに挑戦するのではなく、小さくても、平凡でもいいからやってみる。
それを毎日コツコツ続けよう。
続けた先には、大きな変化が待っている。
さらに続けると、信頼してくれる人が現れるようになる。
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名経営者として名高い稲盛和夫氏は、価格設定の大切さを語っていた。
良いものを作り、提供しているはずなのに、相見積もり競争で負けてしまったり、資金繰りが上手くいかないのは、価格設定のミスが原因であることが多い。
改めて業務フローを見直し、しっかりと原価計算をやりなして立て直そう。
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今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
名経営者として知られる稲盛和夫さんの名言と、私がオススメしたい本をご紹介してみました。
(過去の私のツイートをまとめた記事になります。)
私が稲盛和夫さんに興味を持ったきっかけは、大学院時代に会社法を専攻していた時に『稲盛和夫の実学 経営と会計 会計がわからんで経営ができるか』を拝読したことです。
法学研究科で毎日、法律学の研究に明け暮れていたわけですが、商法・会社法はビジネス法の中心とも言われる通り、ビジネスと密接に関わりがあります。
その会社法の規定の中に「計算規定」と呼ばれるものがあり、これを理解するには複式簿記や会計の仕組みを勉強する必要がありました。
商学部や経営学部ではないため、日商簿記検定の3級と2級を独学で勉強することから始まり、少しでも興味を持つために会計に関する本を読み漁りました。
その時に出会ったのが、稲盛和夫さんの前述の本です。
どんぶり勘定による経営がいかに危ないものであるか、そして、会社をきちんと経営していくには、トップ自身が会計をしっかり理解しておく必要があることを教えてくれました。
確かに、会社勤めをしていた際に営業トップの成績を叩き出して脱サラをし、自分で会社を立ち上げてみたものの、上手くいかない人の特徴の1つに、会計や経理の重要性を理解していない場合があると思います。
また、それが原因となって、経理を担当するバックオフィス部門のスタッフを軽視してしまい、実は営業面を裏から支えてくれていた重要な人材がどんどん会社を辞めていってしまうという例も見受けられます。
「バックオフィス部門の事務職は直接的に利益を生み出すものではないから」というのが、会計や経理スタッフを軽視してしまいがちな主な理由のようです。
そういえば、昔のプロ野球で、大金を投じて4番バッターばかりを揃えてみたものの、かえってチーム力が落ちた球団がありました。
会社は様々な部門の人がうまく噛み合って初めて、チーム力を発揮できる集団だと思います。
そのため、名うての経営者である稲盛和夫さん自身が「会計がわからんで経営ができるか」と言ってくださった意味は大きいと思います。
手前味噌で恐縮ですが、この言葉を肝に銘じていたために、小さな塾ではあったものの、私が経営していた学習塾は8年間、最初から最後まで黒字経営を続けることができました。
親の面倒を見なければならなくなった時に会社を畳まなければなりませんでしたが、金銭面で人に迷惑をかけることなくソフトランディングできたのは、稲盛さんのこの言葉のお陰だったと今でも思っています。
ちょっと思い出話が長くなりましたが、私なりに稲盛和夫さんへの感謝を綴ってみました。
これからも、人生の役に立つような名言と本の紹介の試みを続けていきたいと思います。
次回作も楽しみに待っていただけましたら、とてもありがたいです。
スキやいいねをつけていただくのもとても励みになりますので、もしよろしかったらお願いいたします。
それでは今回はこの辺で。
戦略マスター頼朝