【読書】 『EQリーダーシップ』 〜組織の感情はリーダーの感情〜 概要版
読むきっかけ
アメリカ人の友人から勧められたのがきっかけで、この本を知ることになりました。
「ロンべ、お前はIQはあるかもしれないが、EQが足りないよ。『EQリーダーシップ』を読めよ!」
結構失礼なアドバイス!!
EQとは、「Emotional Intelligence Quotient」の略で「感情知能(心の知能指数)」とも呼ばれている開発可能な能力のことです。
実際に相手に共感したり、相手の気持ちを理解することは苦手だったので、
仕事やプライベートで活かせなないか、と読んでみました。
改めて学びはまとめていきたいのですが、
印象的な内容を、概要でさらっと書いておきたいと思います。
※書評、感想の詳細はこっちに書いてます。↓↓↓
1.リーダーの感情は組織内に伝染する
この本全体を通して一貫して主張されていることです。これは、本を読まなくてもなんとなく、みんな理解できていることだと思います。
仕事で、家庭で、学校、友人間で、人が集団でいるときに、リーダーが明るい場合と、暗いときで、組織の雰囲気が変わるという経験はありますよね。
皆さん、特に仕事で感じるのではないでしょうか。自分のチームリーダーが明るいと、チーム全体が明るい雰囲気になっていませんか。その逆もまた然り。
そして、自分がリーダーになっている時、自分の感情を意識している人はどれぐらいいるでしょうか。
問題なのは、ほとんどの人が普段生活や仕事をしているときに、自分の感情がチーム内に伝染するということを過小に評価していることです。私達が思っている以上にリーダーの感情は組織全体に波及するのです。
この本によると、憂鬱な感情よりも、笑顔は伝染しやすいという研究結果があるそうです。興味のある方は、本を読んでみることをお勧めします。
2.集団の感情は組織のパフォーマンスに決定的な影響を及ぼす
しかも、感情によって組織のパフォーマンスは上下します。
仕事だったら、冷徹にプロフェッショナルに徹しろよ、と思うのは当然なのですが、実際問題、人間の感情は知性と同等、もしくはそれ以上に大きな力を持っているそうです。
人間に非常事態が起こったときに脳をコントロールするのは感情を司る大脳辺縁系です。この感情を司る大脳辺縁系が、知性の脳より強いのは、生物としてのサバイバルのために必要不可けるだからです。緊急事態が発生したときに、周囲を警戒し即座に取るべき行動を指示するよう、大脳辺縁系が強く働くようにできています。
そのため、強い感情、ストレスを感じると「知性の脳」よりも大脳辺縁系に司令に従うような仕組みになっています。
そストレスと感じると組織全体のパフォーマンスは落ちるし、逆に前向きな感情を作り出すことができると、組織全体で成果も上がってきます。
誰もが分かっていることではあるものの、おそらく職場における感情によるパフォーマンスへの影響を真剣に考えている人はそれほど多くないのではないでしょうか。
3.さいごに
自分がリーダーの立場の時、皆さんはどのような感情を抱いていますか?
もしくは、自分の組織のリーダー(社長や役員)はどのような感情を持っているでしょうか?
もしリーダーになったときは、自分の感情がメンバーにも伝染していることを思い返してみましょう。
ポジティブで、仕事にやりがいを感じ、どんな問題でも解決できると信じて、常に笑顔でいることを選択することもできます。
逆に、不安、怠惰、不信といった感情を持つこともできます。
もし周囲の人に気持ちよく仕事して欲しいと願うなら、選択肢は決まっていますね。
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