【昔話】最高の音楽が聴きたくて走り始めたvol.1
音楽が好きだから、走るのも好きになった。
ランニング+登山=トレイルラン
旅行+ランニング=旅ラン
ランニングは他の趣味とくっつけやすいスポーツである。
他の趣味とくっつけることで楽しみ方も世界の見方も無限に広がる。
その中でも個人的に群を抜いて至高なのは音楽+ランニングの組み合わせ。
元々聞く専門だが音楽が大好きだった。
邦楽洋楽問わず大好きで、毎年苗場で開催されているFUJI ROCK FESTIVALではテント張って4泊5日過ごすことは当たり前。
音楽を聴いている時間は現実からトリップしてような高揚感、悲しい結末を迎える悲壮感など色々な〜感を存分に味わうことができる。
せっかくだから音楽しながら何かしたいなと思っていた。
音楽+読書 → 本全く集中できず
音楽+サイクリング → 警察に注意される。今は注意どころでは済まない。
音楽+飲酒 → これはこれでありだが、なんか違う。
そこで行き着いたのがランニングだった。
今までまともに走ったことなかった中、見よう見まねでスポーツできる服に着替え、ランニングシューズなんて存在を知らなかった自分が、持っているナイキのスニーカーでワイヤレスイヤホン装着し走ってみた。
流した曲が
擬態/Mr.Children
身体中の血管が開き、血が迸る感覚を始めて味わった。
歩きながら、家でソファに腰掛けながら、聞く音楽とは全く違う高揚感を感じた。
普段聴いている音楽なのに、身体中の毛穴から曲を欲している感覚。
’’アスファルト飛び跳ねる、飛魚に擬態して’’
この歌詞が走っている自分と重ねてしまい、無意識に全速力になった。
早くなる呼吸は聞こえない。音楽が聞こえているから。
初めてレースに出場する年の春の出来事だった。
そしてこの原体験が後に自分の人生を支えてくれることになる。
続く