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【真道黎明】日本画 / 紙本・彩色 査定 鑑定 買取 致します


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真道 黎明
紙本・彩色


◎真道黎明の芸術

真道黎明(1897年-1978年)は、熊本県宇土市出身の日本画家で、特に歴史的風俗画や風景画で知られています。本名は重彦で、初めは洋画を志し、太平洋画会研究所で学びましたが、18歳の時に見た菱田春草の作品に感銘を受け、日本画へ転向しました。彼は堅山南風に師事し、その後日本美術院の研究会に入り、日本画家としての道を歩み始めました。

大正6年(1917年)に院展で初入選を果たし、横山大観や安田靫彦といった日本画壇の巨匠たちの影響を受けながら技術を磨きました。彼の作品は、日本の古典美術や東洋美術からインスピレーションを得ており、特に万葉集や能楽といった伝統的な題材を多く描いています。真道は日本の古代史や文学、宗教的なテーマを独自の感性で解釈し、細密かつ象徴的な絵画を創り上げました。

彼の代表作には「浄雪」(1941年)や「葵上(無明之祈)」(1960年)などがあります。これらの作品は、日本の歴史や神話、宗教的な要素を取り入れ、深い精神性を感じさせるものが多いです。また、彼は中国やインド、欧米各国への旅行を通じて、東洋と西洋の芸術を広く学び、その影響を自身の作品に取り入れました。特に、東洋の神秘的な世界観と西洋の写実的な技法を融合させた独特の作風が特徴です。

真道はまた、長年にわたって日本美術院展(院展)に出品し続け、その創作力と技術は高く評価されました。昭和43年(1968年)には日本美術院の評議員に選ばれ、後進の育成にも力を尽くしました。晩年には宗教的なモチーフや宇宙に対する関心を深めた作品も多く制作し、「宇宙のロマン」(1978年)はその代表作の一つです。

彼の作品は、東京国立近代美術館や京都市京セラ美術館など、多くの国内外の美術館に所蔵されており、日本画の重要な位置を占めています。真道黎明は、生涯を通じて日本画の伝統を尊重しつつ、常に新しい表現を模索し続けた画家でした。

東京国立近代美術館所蔵「豊御酒奉る」

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