【松尾敏男】日本画、木版画他、各種版画 査定 鑑定 買取 致します
◎松尾敏男の日本画
松尾敏男(まつお としお、1926年3月9日生まれ、2016年8月4日没)は、日本の著名な日本画家であり、その作品は花鳥画や風景画、人物画など多岐にわたります。長崎県長崎市に生まれ、幼少期に家族とともに上京しました。東京府立第六中学校(現・東京都立新宿高等学校)在学中は体操選手として活躍しましたが、病気を機に画家を志すようになりました。1943年、堅山南風に師事し、日本画の道を歩み始めました。
1949年、再興第34回院展に「埴輪」を出品し、初入選を果たしました。その後も院展を中心に作品を発表し、1962年以降、奨励賞や白寿賞を連続して受賞するなど、その才能が認められていきました。1970年には「樹海」で日本美術院賞・大観賞を受賞し、翌1971年に日本美術院同人に推挙されました。さらに、1979年には「サルナート想」で日本芸術院賞を受賞し、その地位を確立しました。
松尾の作品は、牡丹をはじめとする花々を描いた花鳥画や、イタリアなど海外の風景を題材にした作品、さらには色彩豊かな作品から水墨画まで、その作域は非常に広範です。特に、師である堅山南風やその師である横山大観の流れを汲む清澄な画風が特徴であり、「花の松尾敏男」と称されることもありました。
教育者としても、多摩美術大学美術学部で教授を務め、後進の育成に尽力しました。また、2009年には日本美術院理事長に就任し、日本画壇の発展に寄与しました。その功績が認められ、2012年には文化勲章を受章しています。
松尾は、生涯を通じて国内外の風景や文化に触れ、それらを作品に反映させました。特に、インドやイタリアへの取材旅行を重ね、それらの地で得た感動や経験をもとに、多くの作品を制作しました。例えば、「サルナート想」は、インドのサルナートを題材にした大作であり、その壮大なスケールと深い精神性が高く評価されています。
2016年8月4日、肺炎のため90歳で逝去しましたが、その作品と影響は現在も多くの人々に感動を与え続けています。彼の作品は、足立美術館や平塚市美術館など、多くの美術館に所蔵されており、展覧会や回顧展を通じて広く紹介されています。
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