【伊東深水】 版画 / 木版 査定 鑑定 買取 致します
伊東深水
木版
◎伊東深水の木版画
伊東深水(いとう しんすい、1898年生まれ)は、大正から昭和期にかけて活躍した日本画家であり、特に美人画で知られています。彼は新版画運動の中心的存在として、伝統的な浮世絵の技法を現代に蘇らせ、多くの木版画作品を制作しました。
深水は東京・深川に生まれ、11歳で日本画家の鏑木清方に入門しました。その後、渡辺庄三郎が提唱した新版画運動に参加し、1916年には初の木版画作品「対鏡」を発表しました。この作品は、鏡に向かう女性の後ろ姿を描いたもので、彼の美人画の特徴である優雅さと繊細さが表れています。
新版画運動は、画家、彫師、摺師の三者が協力して作品を制作するもので、深水はこの運動を通じて多くの美人画や風景画を発表しました。彼の作品は、伝統的な浮世絵の技法を踏襲しつつも、現代的な感性を取り入れたもので、特に女性の仕草や表情を巧みに捉えています。
代表的な木版画作品としては、「湯気」(1924年)や「花火」(1932年)などがあります。「湯気」は、湯上りの女性が浴衣の袖を口にくわえながら手拭いを絞る姿を描いた作品で、湯気の表現や女性の柔らかな動きが印象的です。「花火」は、夏の夜に花火を眺める女性を描いた作品で、浴衣の模様や女性の表情から季節感が伝わってきます。
また、深水は風景画でも評価が高く、1917年から1918年にかけて制作された「近江八景」シリーズは、江戸時代の名所図絵や浮世絵の系譜を継ぐ名品とされています。これらの作品では、風景の中に人々の生活や自然の美しさが繊細に描かれています。
戦後、深水の作品は多くの複製版画として頒布され、その人気の高さを物語っています。彼の作品は、東京国立近代美術館や上原美術館など、国内外の美術館に所蔵されています。特に東京国立近代美術館では、「近江八景」シリーズや「雪の宵」など、多くの作品を鑑賞することができます。
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