【ルチオ・フォンタナ、ルーチョ・フォンタナ】 銅版画、リトグラフなど各種版画 査定 鑑定 買取 致します
Spatial Concept “Waiting”, cut canvas by Lucio Fontana, 1960, Tate Modern byWmpearl
ルチオ・フォンタナ、ルーチョ・フォンタナ
銅版画、リトグラフなど各種版画
◎ルチオ・フォンタナの芸術と版画
ルチオ・フォンタナ(1899年2月19日生まれ、1968年9月7日没)は、20世紀のイタリアを代表する美術家であり、彫刻家、画家としても知られています。彼は「空間主義(スパツィアリスモ)」の創始者であり、その革新的な作品は現代美術に大きな影響を与えました。
アルゼンチンのロサリオでイタリア人の父とイタリア系アルゼンチン人の母のもとに生まれたフォンタナは、幼少期にイタリアへ移住し、ミラノのブレラ美術学校で彫刻を学びました。その後、アルゼンチンとイタリアを行き来しながら、彫刻や絵画の制作を続けました。
1946年、ブエノスアイレスで「白の宣言」を発表し、これが空間主義の思想の基盤となりました。空間主義は、従来の絵画や彫刻の枠を超え、20世紀の工業技術を芸術に取り入れ、空間を主題とした新たな四次元世界の芸術を提唱するものでした。
フォンタナの代表的な作品シリーズである「空間概念(コンチェット・スパツィアーレ)」は、キャンバスにナイフで切れ目を入れるという斬新な手法で知られています。この手法は、二次元の平面に三次元の空間性を持たせる試みであり、絵画と彫刻の境界を超えるものとして評価されています。
また、彼はネオン管を用いた環境芸術作品も制作しており、1951年のミラノ・トリエンナーレでは、ネオン管を使った作品を天井に展示し、空間全体を作品化する試みを行いました。このように、フォンタナは新しい素材や技術を積極的に取り入れ、空間と光を駆使した作品を多数制作しました。
フォンタナの版画作品も注目されています。彼はリトグラフなどの技法を用いて、独自の空間表現を版画の中でも追求しました。これらの版画作品は、彼の絵画や彫刻と同様に、空間性や動きを感じさせるデザインが特徴です。特に、「空間概念」シリーズの要素を取り入れた版画作品は、彼の芸術理念を版画という媒体で表現したものとして評価されています。
フォンタナの作品は、世界各地の美術館やギャラリーで展示されており、その革新的なアプローチは現代美術における重要な位置を占めています。彼の作品は、観る者に新たな視点を提供し、空間と物質、光と影の関係を再考させる力を持っています。
1968年9月7日、イタリアのコマッビオで心臓疾患により亡くなりましたが、彼の遺した作品と思想は、現在も多くのアーティストや鑑賞者に影響を与え続けています。フォンタナの挑戦的な姿勢と革新的な表現は、現代美術の発展に大きく寄与しました。
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