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創作まとめ

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自分が書いたショートショートや物語、散文詩をまとめてます!
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2024年9月の記事一覧

僕の秘密 散文詩#17

君には知られたくない秘密がある。 だけど知ってて欲しいこの秘密。 いつまでも君を見ていた…

shimoLheihe
4か月前
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成長した君 散文詩#16

僕は嬉しい。 変わった…成長した君が嬉しい。 僕を差し置いて… 僕と一緒では見せなかったそ…

shimoLheihe
4か月前
9

僕の預け物 散文詩#15

君に預けた僕のこころ。 君は僕に少しだけしか渡さない。 返さないまま君はどこかへ行ってし…

shimoLheihe
4か月前
8

ぞうきん 散文詩#14

どんどん僕が干からびる。 今までの僕がなくなっていく。 僕に水を継ぎ足す。 でも一気に入れ…

shimoLheihe
4か月前
9

当たり前 散文詩#13

月は満ちる。 だけど太陽は欠けない。 川は流れる。 だけど上りはしない。 時間はただ過ぎ去っ…

shimoLheihe
4か月前
9

0センチ ショートショート#32

いつだって言えたはず。 口に出せばすぐに伝わる距離だった。 なのに言わなかった。 伝わって…

shimoLheihe
4か月前
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笑顔 ショートショート#31

今日も笑顔のヴェールを身につける。 いつだって笑顔。 社内でも笑顔。 上司の話には笑顔で、そして提案には全て快くYESの一言。 これが一番評価があがる。 評価が上がれば昇進に繋がる。 昇進すれば給料が上がる。 つまり、全ては金のため。 金のためには、いくら効率が悪いやり方でも上司が言うならする。 数年後、僕は取締役にまで上り詰めた。 それと同時に…会社は潰れた。 効率の悪いやり方を元上司共はさらに究極化させ 利益が出るわけの無い方法を取り続けた。 疑問を持つ者だっていたはず

拝啓、君へ ショートショート#30

なぁ、俺は別の人と過ごしていくことになったよ まだ君は相手をみつけてないだろう? ざまぁみ…

shimoLheihe
4か月前
8

病気の君 ショートショート#29

部屋の中にメトロノームのような音が響く。 一定間隔でなる甲高い音。 君の真っ白で透き通るよ…

shimoLheihe
4か月前
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視線 散文詩#12

君が誰かと話す時 僕は嫌な気持ちになる 君が誰かに褒められた時 僕は嬉しい気持ちになる 僕…

shimoLheihe
4か月前
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暗闇の先 散文詩#11

僕は目を閉じるのが怖い。 僕が目を閉じている間の世界が どうなっているのか。 そこはいつも…

shimoLheihe
4か月前
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溺死 ショートショート#28

果てしなく長い赤字がようやく黒字へ変わる… 俺はある中小企業の社長なのだが、 ここ最近、不…

shimoLheihe
4か月前
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彼岸花 散文詩#10

田んぼのそばに咲く紅くてきれいな花。 それは白が紅に染まったのか。 それとも紅が抜けて白に…

shimoLheihe
4か月前
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不完全 散文詩#9

僕の心は君の全てが愛おしい。 君が率先して皆の前に立つリーダー力。 応援団団長になるほどの勇気。 よくこけて絆創膏だらけの膝。 テープのりと間違えて修正テープを持ってくる所 完璧じゃない君だから。 良くないところがある君だから。 いいところがより際立つ。 人間らしく生きている君が僕の心をグチャグチャにして困らせる。 君はこれからも僕を困らせてくれるだろう。 この短いようでとても長い青春の中で。