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harunatelier
暗闇の先 散文詩#11
僕は目を閉じるのが怖い。
僕が目を閉じている間の世界が
どうなっているのか。
そこはいつもの世界か。
それともデータの世界か。
はたまた"無"か。
僕が目を閉じている間世界が怖い。
それと同様に目を開けるのが怖い。
この世界がどうなっているかを知るのが怖い。
僕は毎朝、恐る恐る目を開く。
そこにはおはようと笑う君がいつもいる。
あぁ、これだけは変わらない。
目を閉じてても。
この世界がどうなっていようと。
この景色だけは変わらない。