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こだわりとは

あなたのこだわりはなんですか。

よくこういう類の質問ってされるけど、いざ聞かれると

んー、ないかなー

って思う。


その後にいつも、あー自分ってこだわりのない人間なんだなあ、なんか嫌だなあってちょっとした自己嫌悪になる。


でも、よく考えてみれば日常生活で当たり前のように使ったり過ごしたりしてるものの中にこだわりが入ってるんじゃないかと思う。


例えば、私の場合は歯ブラシは必ず「かため」じゃないとダメで、もっと言えば、その中でも何種類か試してみて気に入ったやつしか使わなかったりする。


初めていくラーメン屋では必ず塩ラーメンを頼んで、想像通り美味しかったら次からも塩ラーメンしか頼まない。


マクドナルドでは必ずダブルチーズバーガーのセット。

中華料理を食べる時は天津飯。

文字を書く時はだである調。

ボールペンは一色単体の細いやつ。細さは0.4

本は出来るだけ現物に触れて雰囲気で気に入ったものを買う。

身の回りの整理(鞄の中、机の上)だけは徹底的に行って、場所を決めている。


ざっと羅列しただけでもこんなにある…。


なくて七癖とはよく言ったもので、人間数えてみればいくらでも出てくるものだ。


ではなぜ、いざ聞かれると答えられないのか。

答えは、こだわりだと意識してないから。

こだわりというのは、絶対にこれじゃないとダメという強い思いを指す。と思い込んでいる。

それゆえに普通の人はいざ聞かれると、ないと思ってしまう。有名人やスポーツ選手がこだわりを聞かれてすぐに答えられるとしたら、それは答えを用意しているか、それだけ強いかのどちらか。

どちらにしても本人はそれを意識しているということ。


この「意識していること」が意外に重要だったりする。

どうしても節約しなければならない時、自分の中で譲れないものを分かっているか否かではその先の選択が違ってくる。

もしも譲れないものを妥協してしまうと、後で後悔する。


意識してよりこだわりを強くすれば、自身の満足度も上がる。

どうしても朝はパンじゃないとダメ。

それを知っていれば朝にパンが出てくるだけで、その日の充実感は変わってくるだろう。逆に言えば、パンじゃなかったというそれだけのことでプラスの気持ちにならない可能性があるということ。


恋人や夫婦間でこだわりを知っておくのも重要だ。

お互いにどこが譲れない部分で、どこまでなら妥協できるかを知っていれば無益な衝突を避けることができる。


本来、「拘る」とは囚われているに近いマイナスなイメージだったはずなのに、いつのまにか強い好みを持っていることになり、それを持っている人はそれだけで個性になったりする。


そのこだわりがどんなものであれ、その人の個性になるのなら、知っておくべきだし、積極的に晒すべき。


それが人を惹きつける力になるかもしれない。

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ろでぃ@未来を創り始めた考える人
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