はじめてディズニーにいった話
先日、息子にとってはじめてのディズニーランドに行くことができました。
思った以上に満喫できたその1日に君が感じたいろんな気持ち。
楽しい、嬉しい、気持ちいい、ドキドキ、こわい、困惑、真剣…
それらを一番近くで見ることができて、とてもとてもいい1日になりました。
一番印象的だったのは、あるアトラクションに乗る前。
暗いなかでキャラクターが大きな声で吠えるシーンがありました。大丈夫かなと腕の中にいる君をのぞきこむと、やっぱり怖くなっちゃった様子。
口をへの字にして、目をうるうるさせて、身体を震わせて、一生懸命耐えようとしていました。への字の口は今にも決壊してしまいそうに揺れていました。
無事に終わって、照明が明るくなり、次のお部屋に進んだけれど、君はまだそのまま。母がぎゅっとして「大丈夫だよ、ごめんね、ありがとうね」と優しく言うと、決壊したようにぐすんぐすんと母の肩で泣きました。
はぁ、愛おしい。
その後もキャストさんに耐えているお顔を見られて「もう怖いの終わったからね〜大丈夫だよ〜」と声をかけてもらい、またうぅと泣きそうになったりしながら、だんだんと調子を取り戻していきました。
自分が幼いときに感じていた「怖い」の気持ちを思いだすと、1歳半の君にとっては、本当に怖いのだと思います。こうして泣かせてしまうことへの罪悪感みたいなものはもちろんある。
のだけれども、怖いものに出会ったときの君の反応がどんどん変化しているので成長を感じるのです。そして特に今の反応はいじらしくて、ずきゅんと胸を打たれてしまいます。
明るく陽気で笑顔が多い君は、なかなかそういう場面に遭遇することがないこともあり、申し訳ないけれど、ちょっと、いやだいぶ、その愛おしさで満たされるのでした。ごめんね。
今回改めて感じたこと。
息子にいろんな経験をしてほしいと出かけるけれど、君は覚えていないだろうし、本当はなんの意味もないのかもしれない(そうは思っていないけれど)。
でも、そこにいる君と、その表情と、身体の動きから表出する感情を見られるだけで、親であるわたしたちのほうが気づきや感動を得ていて。わたしたちには大きな意味があるのです。
一緒に行ってくれて、すこしでも楽しんでくれて、笑顔を見せてくれて、ありがとう。
思い出を一緒につくってくれて、ありがとう。
これからも、つきあってね。