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人がものを購入する心理プロセスは「AIDMA」だけじゃない?|ムダ図解
あなたが何かを購入を決断するまでの過程には、色々な心理的な思惑があると思います。
「ナニコレ?」「あ、こんなのでたんだ」「来月買おうかなぁ」とかとか。
そういった購入までの心理プロセスを表したのがこのAIDMAという有名なワードです。
しかし、時代は進化し購入までのプロセスも時と共に変化を遂げ、AIDMA以外の新しいワードも出現しております。
今日は新しいワードの一部も含めてAIDMAを紹介したいと思います。
⭕️こんなときに使える
・購入までの心理プロセスをしりたい
・心理プロセスに合わせた広告やライティングで宣伝したい
「AIDMA」の読み方
まずは読み方です。こちら読めますか?
AIDMAと書いて、「アイドマ」と読みます。
なんかダサいですね。
ドマの部分が日本間を思わせてダサさを強調してきます。
「愛土間」と漢字で書くと途端に湿っぽい不倫ドラマの様子を呈してきます。
ここはひとつネイティブっぽく「アイドゥマ」って読むようにしましょう。
アイドマといえば、「アイドルマスター」。略して「アイドマ」、じゃありません。「アイドルマスター」の場合は「アイマス」ですね。
間違って「アイマス」を「アイドマ」と言ってしまうと、にわかファンであることがバレるばかりじゃなく、広告代理店側の人間と疑われてしまいます。気をつけましょう。
「AIDMA」とは
AIDMA(アイドマ)とはアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが著作物の中で提唱した広告宣伝に対する消費者の購入の心理のプロセスを示した略語です。AIDMAは消費者の心理プロセスの5段階の頭文字をとったものです。
わたしたちは、5段階の心理プロセスを経て物を購入しているようです。
【AIDMA】とは
AIDMAは5段階の購買プロセスの頭文字
A(Attention):認知・注意
I(Interest):興味・関心
D(Desire):欲求
M(Memory):記憶
A(Action):行動
まず、知って(Attention)、興味を持ち(Interest)、欲しいなと思い(Desire)、記憶に残る(Memory)。で、購入(Action)につながるって流れですね。広告を打つ際は、認知(知ってもらうこと)が目的なのか、欲しいと思ってもらうことが目的なのかで訴求ポイントが変わってきます。
私の宮沢りえの写真集『Santa Fe』の購入はまさにAIDMAの心理プロセスを通りました。
おそらくみなさんも購入済みの田中みな実1st写真集『Sincerely yours...』。私も売れてるのでつい購入してしまいました。バンドワゴン効果ですね。
すごい売れているっていうからつい買ってしましました。
そして、この商品を買った人にオススメですと突如レコメンドに颯爽と現れたのが宮沢りえのヘアヌード写真集『Santa Fe』。ヘアヌードですからね。
「えっ! 今!? 売ってんの? なんで今?」
と、まずは取り扱っていることを"知りました"。
そして、完全に"興味を持ち"色々とネットで調査をします。「えっ! 165万部も売れてるの? 歴代1位なの? もう30年前なのか! えええっ! 当時18歳なの? 宮沢りえ!?」となり、完全に"欲しく"なりました。
そして、欲しい物リストにポチっと"記録"します。
もう、そこまでいったら後は買うだけ。
いい品質状態の中古商品が出品された途端に"即購入"です。
関係ないですが、不思議なもので写真集って購入しちゃうと、ちょっと熱が覚めるんですよね。所有したいだけなのかもしれません。あの女優を制覇した、みたいな感覚を得るために写真集を買っているようなところがあります。
写真集自体のクオリティが高く満足するというより、"持っている"という事実で満足をしています。
…すみません。そんなは話はどうでもよかったです。
AIDMAの話ですね。とにかく5段階です。
「AIDMA」の類語
そんな"AIDMA"なんですが、時代が変化するにつれ「ちょっと古いんじゃない?」みたいな空気が出てきました。
で、次々に色々な似たようなやつが提唱されます。
2つだけ紹介します。
まずは「AISAS」。
電通が提唱し、なぜか商標登録もしています。自ら提唱して商標登録も取得するって、とても強かな感じがしますね。
どう儲けようとしているのかは全くわかりません。
AISASストラップとか作っても売れないでしょうしね。ナニソレ? ってなる。
AISASなんですが、インターネットの登場によって変化した消費者の心理プロセスを含んでいます。たぶん「アイサス」って読む気がします。
【AISAS】とは
Attention(注意)
Interest(興味・関心)
Search:(検索)
Action(購入)
Share(共有)
あー、たしかに宮沢りえの『Santa Fe』も同じプロセスをたどってますね。
共有ね。確かに。でも、内気な人間はシェアしないですけどね。
あと、もう一つ「DECAX」。
こちらも電通が提唱した、消費者行動モデルです。
どれだけ電通、提唱してくるんでしょうね。
読み方は「デキャックス」。もう、「アイなんとか」ですらないです。
好き勝手同じようなものが、次から次へと提唱されています。
AIDMA戦国時代への突入です。
【DECAX】とは
Discovery(発見)
Engage(関係)
Check(確認)
Action(購買)
Experience(体験と共有)
ごめんなさい。もう、正直どうでもよくなってきてしまいました。
確かに細かいニュアンスは変わっているけど、だいたい「AIDMA」で統一でよくない? そもそもさ、購入までの心理プロセスって言っているのに、購入後の行動が増えているし。
なんでそんなにイライラしているのかというと、AIDMAの類似品はそれだけに止まらないからです。
AIDA・AIDMA・AIDCAS・SIPS・AISAS・AISCEAS・VISAS・Dual AISAS…
もはやなんでもありかいって思ってきます。多すぎるよー。
こんな自由に提唱していいならもはやなんでもいいでしょう。AMEXだって、VISAだって、EMINEMだって強引に作っちゃえばいい気がしてきます。
そしたら、もう私は勝手にAISKEを提唱します。
片岡愛之助の略です。
ちなみに「アイマス」の方も量産されているので、ついでに一部を紹介しておきます。
ミリオンライブ/シンデレラガールズ/プラチナスターズ/ステラステージ/シャイニーカラーズ/スターリットシーズン…
多いなあ。こっちも。
「AIDMA」の正しい使い方
⭕️正しい使用例
「今はAIDMAでいうと"A"の段階なので、認知拡大に注力した広告を打ちます!」
❌間違った使用例
「半沢直樹のAISKEってかわいい。金融庁検査で直樹呼ばわりするところとか」
「AIDMA」のまとめ
AIDMAは消費者の購入までの心理プロセスです。
それぞれのプロセスで適切なプロモーションを打つことで効果が最大化されるので、どのプロセスで何を目的としているのかを意識するといいです。
少しでもタメになったらスキしてくれると嬉しいです。
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