[読書感想]色彩工学の本を読んだら訳がわからなくなった。
「トコトンやさしい色彩工学の本」
なるものを読んでみた。
例によって中高学生向けの本だ。
でもやっぱり難しくて、か弱き私の脳みそが大混乱してしまった。
本によると、光に色があるのではなく、色は脳でつくられているらしい。
私のざっくりした理解では、こんなふうだ。
①赤い光を見る。
②赤いセンサーが働き、緑と青のセンサーが働かない(色センサーはこの3つ)。
③そこで脳が、赤いなと判断する。
④赤く見える。
そして次に光は電磁波の一種である。と書いてあった!
電磁波を波長の短いものから書いてゆくと
γ線 X線 紫外線 可視光 赤外線 マイクロ波 電波ってことになる。
可視光は電磁波のうち波長がおおよそ400nm(紫の短い方の端っこ)から800nm(赤の長い方の端っこ)のものをさす。
ここで、以前に音の話でドの音と次のドの音との関係は波長が半分であることを述べた。
400✖︎2=800。
つまり可視光は1オクターブである。
例えば、藍色は430nmと書いてあったのだが、倍の860nmの赤外線や、半分の215nmの紫外線は、我々の身体に藍色と同じような効果をもたらすのではないだろうか?
(赤い靴下履くと他の色より暖かくなる。とか青いネクタイ締めると信頼できる人にみえるとか。)
書いてて大混乱だ。
音と光は違うものだが、
ドレミファソラシドの音階の波長比は
紫藍青緑黄橙赤の波長範囲にすっぽりと入ってしまう。
それに色は我々の身体や心ににさまざまな影響をもたらすことを付け加えておく。
さらに電磁波を音と同じようにとらえてみると、同じエネルギー量だと波長が長い方が、全方位に遠くまで穏やかに作用し、波長が短いと、指向性が高まりよりピンポイントに強力に作用する。
さらに、物体に色があるのではなく、我々は電磁波のうちの一部を色としてとらえている。とは不思議な話である。
いやこっちのほうもよくわかってないんだけど、色即是空ってこんなこと?
そういえば音の定義も空気や物体の振動によって伝わり感じとれるものだ。
耳は、音を感じる聴覚器官で、人間の耳は、20Hz~20,000Hz位までの音を聞くことができる。
我々は振動のうち一部を音としてとらえている。
こうなってくると味とか皮膚感覚、匂いも全部怪しくなってくる。
人体ってセンサーなの?
ほんとはなんにもないのかな?