見出し画像

自己投資でプラス作用を目指すのではなく、マイナス状態を0に戻す事が重要

プラスとは

ここでいうプラスとは今の生活の中に新しい習慣や考え方、成長の糸口を学ぶ自己投資のこととして一旦定義する。
つまり自分を成長させることだと捉えてほしい。

プラスの自己投資といえば、もっとも手っ取り早いのが本を読んだり、今では普通になってきたeラーニングを受けたり、誰かのセミナーや講演会を受けたり、ニュースアプリに課金したり、オンラインサロンに入ってみたりなど様々ある。

今あなたができないことや、できるようになりたいことに対して、お金を払うことにより成長するための投資、つまりプラスの投資をすることにより現状の改善を行うことである。

このやり方は基本的ほぼ成長しようと思った時に、当たり前に通る道だし、考えてしまう思考回路だ。(よく自己投資を怠るなと言われるが、そのことを否定したいのではなく、僕ももちろんそう思うし、自己投資は絶対的に間違っていない。)

しかしこれには”マイナスのポジションと目標設定の大きな乖離という罠”が存在する。

このことについては後で説明することにする。

マイナスポジションの人がプラス領域を目指す難しさ

そもそもマイナスポジションの人がプラス領域に移行するための自己投資をして意味があるのだろうか?という疑問を僕は抱いている。

マイナスポジションとは、そもそも普段の生活自体が堕落、逃げ、サボり、をしている人のことを指す。

つまり社会人ならできて当たり前のこと、例えば朝が弱く起きれない、期限内の提出物を守れない、目を見て挨拶できない、覇気がなく笑顔がない、不潔で清潔感がない、今の仕事にやりがいをもてない、元気がなく顔が死んでる、他人のことを考えられない・また考える余裕がない、自分のことばかり考えている、などなど。

あげればキリがないが、今書いた内容がつまり”マイナスな状態にある人”だと思ってほしい。

そんなマイナス状態の人が、例えばホリエモンやキンコン西野さんの本やオンラインサロンなどで圧倒的な刺激をもらったところで、現状のマイナス地点とプラス領域を掲示してくれている目標設定がそもそも高すぎて、マイナスからプラスまでの目標の道のりが遠すぎるし、多分その日に「よっしゃ、やるでー!!」っとなったところ三日坊主が関の山。

そんな人がほとんどだと思う。

かくいう僕も過去にはその一人だったからその気持ちは痛いほどわかる。

マイナスの人がまず考えないといけないこと

つまり基本的にあなたがいくら良質なプラスの情報を仕入れたところで、自分自身がマイナスの状況にあるのであれば全く生活環境にシナジーは起きないと思っている。(ここでいうマイナスポジションの定義は上記に記載したこと以外にもたくさんあり、あえて記載しないので、あなた自身で自己内省して自分自身の生活環境を是非一度よく考え直してみてほしい。)

ではマイナス状態の人はどのようにプラスの情報を仕入れる状態にすればいいのか??

それはマイナス状態を一旦0に戻すことが重要である。

0に戻すというのは先ほど記載した内容の、朝が弱く起きれない、期限内の提出物を守れない、目を見て挨拶できない、覇気がなく笑顔がない、不潔で清潔感がない、今の仕事にやりがいをもてない、元気がなく顔が死んでる、他人のことを考えられない・また考える余裕がない、自分のことばかり考えている、など。

当たり前のことだが、一旦普段の生活の中で自分自身をしっかり0に戻し、当たり前にできるようにすること準備が必要である。

マイナスを0に戻す効果的な方法

マイナスを0に戻す効果的な方法としては、圧倒的な他人の失敗体験を自分ごとに当てはめることだと思う。

なぜ他人の失敗体験なのか?

マイナスポジションの人は自分自身がそうだったからよくわかるが、自分自身の失敗体験は結果的に繰り返す傾向が強いからだ。(人間は自分には何かしら理由をつけて逃げるし、とことん自分には甘い。)

人はあなた以外の失敗を実際間のあたりにした時に、もしかしたら俺もそうかも・・・とようやく先のことが見えるようになる。(自分の失敗体験だけでは甘い性格ではゴール地点が霞んでしまう。)

自分自身に弱いマイナスポジションの人こそ、実際に起こった他人の強烈な失敗体験を真摯に受け止め、他人の強烈な失敗体験に目を向けることにより、自分の行動と照らし合わせ内省することで”自分はああはなりたくない、嫌だ”と素直に思えるものである。

実はこの方法がマイナスポジションから0にするには僕は一番手取り早いと思っている。

マイナスポジションとプラス領域の乖離

例えばマイナス10の人間がプラス10の事柄を目標設定し実行しようとしても、その行動量の乖離は実際20発生する。

これが冒頭で述べた”マイナスのポジションとプラス領域の目標設定の大きな乖離という罠”である。

しかしマイナス10の人が例えばマイナス8の行動(日々の改善可能な行動)をするのであれば、アクションにかかる行動量は2しか使わない、ハードルも非常に低く達成可能率がぐんと向上する。

すぐにできることなので、小さな一歩を踏み出すことを繰り返し行い、習慣化も容易で、小さな習慣は、あなたの文化へ変化し、最後は当たり前の状態へと進化していく。

小さな1歩→習慣→文化→当たり前→進化の5段活用である。

これは組織づくりにも当てはめることができるので、応用してもらいたい。

プラス領域の高い目標を即座に実行する前に、まずは自分自身でプラス領域のアクションをとる前に、今自分自身がどのポジションなのか?、どの状態なのか?をしっかりと自問自答してほしい。

日々の生活環境や考え方、意識、行動含め、プラスを目指すのであればまずはマイナスを0に戻すことがあなたの最優先行動であり、一番の課題である。

背伸びをしすぎる前にこのことを肝に銘じてほしい。

まとめ

あくまでこれは僕の持論なので、全員に当てはまるとは思っていないが、きっとこのやり方で地下から地上に浮上できる人はたくさんいると思う。

まずは自分自身の状態把握が何よりも優先事項であり、そこからしっかりと逆算することが未来の自分を作る鍵となる。

マンションの10階に住んでいる人が見ている景色をみるために、あなたが今マンションの1階に住む人の状態であるのならプラスの自己投資はありだと思う。(つまり一階から見上げると高さがなんとなくでも見えるため。)

しかし地下に住んでいる状態で空を想像しても無意味である。(まずは地上に出ることを優先事項とするのが重要。想像だけで地中から上を見上げても真っ暗で逆算ができない。)

つまり地中状態で自分自身でプラス領域の高い目標設定をして行動し、失敗すると真っ暗の中では改善手段がわからず、また同じ失敗を繰り返す可能性が高い。

つまりそもそもまだアクションするに等しくない階層に自分自身がいる可能性があるということをわかってほしい。(もちろんだれでもアクションはすればいいが、リテラシーや教養、考え方含め、アクションしない方がいいかもしれないという話で聞いてほしい。)

プラスのネジとマイナスのネジがそれぞれ工具によって閉める形状が違うように、プラス領域とマイナスポジションでの行動も異なるものだ。

まずは0に戻すことが重要(マイナス状態からプラスのドライバーがなんとかひっかかるような形状に自分自身を改善すること)である。

少しでもあなたの心に響く内容となることを願っている。