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2024年に鑑賞した映画振り返り
2024年に観た映画を振り返ってみたい。
12/27時点で194本、洋画が132本で邦画が62本。
年代は1960~1970年代が多いのは変わらないのだが、1990~2000年代の割合が昨年に比べて多くなっていて、総じてどの年代も満遍なく観ていたようだ。
ただ再見の作品が多かったような気もする。小説は読み返すことはほとんどないのだが、お気に入りの映画は定期的に見返したくなるものである。
その194本の中で、印象に残った5本を紹介していきたい。
青空娘(1957)
何年か前に若尾文子の特集をしている映画館があって、その時はピンとこなかったのだが、この作品を観てその意味に得心した。
なんと魅力的な女優が日本にはいたのだろうか、と。
高度成長前の日本ということで、逆に元気に漲っているという点も良し。また再見したい。
晴れて今宵は(1942)
リタ・ヘイワースの名を知ったのは、「ショーシャンクの空に」だったと思う。原題が「刑務所のリタ・ヘイワース」ということで。
その後何作か彼女の作品を観たが、本作が一番チャーミングで彼女の良さが出ていると思った。
Shorty Georgeを踊るダンスシーンは、今でも見返してしまう。
シティ・オブ・ゴッド(2002)
映画と暴力は切っても切り離せない。それは映画というものが人間を描いているからであって、その人間は暴力と分かちがたいからだ。
深謀遠慮の作品も面白いが、本作のようなむき出しの感情=暴力が飛び交う作品も、ここまでくれば逆に爽快ですらある。
仁義なき戦いのような湿っぽさもなく、どこまでも乾いている。
サマータイムマシン・ブルース(2005)
最近の邦画はね、、という思いを覆してくれる作品。去年の「下妻物語」も思えば同じくらいの時期だった。
なんとなくチープな感じもするのだけど、変に肩ひじ張っていないというか、凝っていないのが良い。
喜劇 大安旅行(1968)
旅行映画という当時日本で流行っていたジャンルらしい。
でも旅行気分にもなれるし、なんだか元気になれるし。
自分の知っているリアルタイムのフランキー堺って、すでに重鎮(大河ドラマに出ているような)だったので、ホントに喜劇をやっているのは新鮮でもあった。
こうしてみると邦画を3本も紹介してしまった。
面白い洋画もたくさん観たのだけど、意外と再見が多かったので。
では、来年もよい映画に出会えるように。