昔々ハリウッドでこんなことがあったとさ~「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
タランティーノ監督は次の作品が10作目となり、それで監督引退を表明しているのだが、現時点での最新作がこちら。2019年公開「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
”ワンスアポン~”は、「昔々、○○であったところでは・・・」という決まり文句なのだが、似たタイトルの作品もいくつかあって。
これは”~アメリカ”
これが”~チャイナ”
ほかにもまだまだあるようだが。
いわゆるシャロン・テート殺害事件の頃のハリウッドの空気感を描いている映画になる。
60年代終わりとなると、いわゆる古き良きアメリカが遠い過去になりつつあって、映画業界自体が衰退期に入ってきた頃。かつてのスターも、身の振り方に悩んでいたという。
そんな映画業界の苦悩をディカプリオが体現。彼が小説の主人公に自分をダブらせて涙するシーン、いいんですよね。わかるわぁ~ってなる。
で、そのシャロン・テートという女優。皮肉なことにこの事件で亡くなったから今でも名が残っているのだけれど、生きていたらどうだったか。ポランスキーもあんなだったから早々に離婚していただろうし。
ということで、彼女の最後の作品?がこちら。1968年公開「サイレンサー」
なんとなく気の抜けた007といったところ。ルパン三世っぽくもある。
それにしても、ディーン・マーティンを見ると、井上順を思い出す。