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リメイクの方が見やすかったとは恥ずかしくて言えやしない~「NINE」「8 1/2」
U-NEXTでの配信期限が近付いてきたということで、観たのが今回の「NINE」
正直今回まで知らなかったのだけど、監督は「シカゴ」のロブ・マーシャルで、元ネタがかの名作の誉れ高い「8 1/2」という。ユーザーレビューなどの評価はいまいちなのだけど、ダニエル・デイ・ルイスも出ているということで、思い切って観てみた。
なるほど、、レビューどおりふわっとした内容。観ようによっては彼の敬愛するボブ・フォッシーの「オール・ザット・ジャズ」に似ていなくもない。いわゆる心象風景ミュージカル系。「シカゴ」も同系ではあるが、あちらはストーリーがしっかりしていたので分かりやすかったが、こちらは・・・。
いまいち消化不良になったので、じゃあオリジナルの「8 1/2」も観てみようじゃないかと踏ん切りをつけた。前々から気にはなっていたのだけど、賛否分かれていることもあって手を付けかねていたのだ。
ということで、「8 1/2」。”はっか にぶんのいち”と読む。帯分数を”か”と呼ぶのなんて、、今の子どもたちは知らないのではないだろうか。
「NINE」以上に、うーん、、と唸ってしまった。自分には難しかった。
むしろ、「NINE」を先に観ていたからなんとか食らいついていけたけど、こちらを先に観ていたらさっぱりだったかもしれない。
でも、不思議と場面場面の絵がサマになるのだ。そういうサマになる絵をつないでいったかのよう。それと、やっぱりマストロヤンニの存在感あっての作品なのかな。
映画人にはとかく評価の高い作品、彼らの苦悩ややりたいことをそのまま詰め込んだような内容という点がウケているのかもしれないと思った。
個人的にはリメイクの「NINE」の方が観やすかったのだが、世間の評価はそうでもないようだ。でも、どこかでも書いたけど、こうやってリメイクしていくことでオリジナルの命も長らえていけるのだから、リメイクだってバカにしてはいけない。それなりの役割を果たしているのだ。