なに勝手に、そっちの土俵に上げてんの

こちとら、海で遠泳をやっているのにだな
なに急に、野球だかサッカーの試合にぶち込んで
点が取れないだの、役に立たないだの、言うているんじゃい！

点なぞ取れなくて当たり前だ
そもそもボール持ってないわ

こちとら、一瞬でも休んだら、溺れて死ぬんじゃ
陸の上で一休み、とは訳がちがうんだ

どっちが偉いとか、優れてるとか言うつもりはさらさらないが
勝手にそっちの土俵に引っ張り上げて
そっちのルールで裁いてんじゃないよ！

という思いが
社会進出を促され続ける女性たちの
心の根底にあるのではなかろうか？

社会はたしかに働くことを役割づけられた
男性たちが作り上げてきたものだけど
そこに女性も入れようというのなら
別のスポーツ、生き物、ルールを混ぜるという
つまりはこれまでのやり方もルールも変えなくてはいけないという
覚悟が必要なんじゃないかい？

残念ながら？幸いなことに？
人間は男だけでも女だけでも
生き残っていけないのだから

論理的に言わなくてはわからない？
自分の論理に合わない論理には耳を塞ぐのに？
それは論理的な姿勢かい？

新しい土俵をだな、
作るところから始めないといけないんだよ！
まずは、プールくらい作って
水の中にいるのがどういうことか
体験してみんかい！