(ライフ)「ロレックス」を買ってはじめて理解したこと
おはようございます!
夫がボーナスのあと、唐突に中古の「ロレックス」の時計を買いました。
私も、以前からFIREに向けた資産形成の一環で、
都心の一棟アパートをローンで、
エルメスのカバンを現金で
買おうと思っていましたが、
社畜業で忙しすぎて十分なリサーチをしきれておらず、先を越されました。
その結果、理解したことをまとめました。
「超贅沢品」という趣味の領域がある
ランチ代すらケチって持参するワーママの私、さすがに400万円のものを、家族が突然買って帰ったきた時、死ぬほどびっくりしました。
日頃から資産形成について考えていたため、そこは冷静に対応しました。
男性はこういう時、ハマると行動が早いようです。
将来的な転売も視野に入れた購入ですが、中古の時計を買ってくる前から、夫はロレックスについて常に調べ物をしており、かなりブランドや商品に詳しくなっていました。
中古ロレックスを買ってからは、ロレックスに留まらず、様々な時計ブランドについても、調べはじめました。
海外から友人かくると必ず日本でブランド品を免税・円安で買いに行くため、「この店に欲しいモデルのロレックスが入荷したよ」などと教えてあげると喜ばれるため、さらに各店舗(正規の新品・中古)の在庫にも詳しくなるという好循環に。
私は全くブランド品に興味がなく、時計のみならずカバンや服も超適当なので、「贅沢品というのは、一部の人にとっては、底なしでハマれる”趣味”である」ということを学びました。
調べ物をしているとき、また、時計のうんちくを語るとき、とても楽しそうにしています。
夫が買ったロレックス、エルメスのバッグと違って費用対効果のようなものが「いまいちわからない」ので私なら、買いません。
一方で、一部の人がそこまでハマる領域だからこそ、今の贅沢品・中古市場もここまで盛り上がっている、ということですね。
社畜ワーママも、カバンを買う前にエルメスに死ぬほど詳しくなるまで調べ尽くす必要があると思っているのですが、結局興味も時間もなくて、できておりません。
友人のエルメス大好きな友達は、日常的にエルメスやエルメスの在庫について調べているため、そのような人とは同じ土俵で戦えないのかも・・・と思っています。
せどり・転売系は、自分の好きなもので勝負するのが良さそうです。
人格が変わった
ロレックスを買って、たまに自分で着けながらも愛でている様子の夫。私も機嫌が良さそうなので「似合う」など適宜褒めています。
実は、これによって夫に大きな変化がありました。
日常生活で全く怒らなくなり、人に道を譲るようになってきたのです。
結構、強烈な性格で、長年困っていたのですが、人格がガラッと変わりました。
何というか「心の余裕」が出来てきたのです。
貯金としてお金を持っているのではなく、時計に変えただけ。
これまでに、3回ほど家を買ったり建てたりしていますが、車を買った時も含めて、こんなことはありませんでした。
なぜか、「ロレックス」という超贅沢品が、長年私としては悩んできた強烈な夫の性格を改善したのです。
夫は、ゆっくり走る車が大嫌いで、常に「自分優先」になっていたため、のんびりして変に正義感が強い私と対立することが多かったのです。
結婚した当初から、私が借金でもして夫に「ロレックス」を買い与えておけば、この10年間を喧嘩なく平和に過ごせていたのでは・・・と思います。
夫のファッションが好きだという性格上、贅沢品のアイコンが、マッチしたのかもしれません。
何れにせよ、10年前の自分に対して最も言いたいことは、「夫にさっさとロレックスを買い与えろ」ということです。
私は全くブランドに詳しくなく、他のブランドのものを買ってしまっていたり、資産価値のないブランド品を夫にプレゼントしたり、資産にならない高い服や靴に投資していたり、過ちは多数。
若いうちはやはり長期的な目で見た利益について、盲目になってしまうのだと思います。
富裕層というのは本当に「層」なのかもしれない
私たち夫婦は、新卒はもちろん安月給ですし、海外生活をしている間中、日本と比べて物価の高い国にばかりいたため、かなりの貧困生活でした。
20代はあまりにお金がなく、毎日手作りサンドイッチで飢えを凌いだり、どう子どもの学費を節約するかで常に頭を悩ませていました。
専業主婦時代は私の収入もなかったため、海外で再就職するまでの間は「貧しかった」記憶しかありません。
そういう意味では、社会の「層」が40代、50代になり上がって行くにつれ、裕福になり余裕ができる、ということもあるかもしれませんが、
「ロレックス」という存在により、(主観的であれ)夫の中での認識している「社会的な階層」が移動したのだと思います。
私個人は、社畜ワーママとして日本のブラック産業におり、社会の最低層にいるという自覚があるのですが、
夫の認識としては「ロレックス」の効果により「富裕層」にいるという認識(勘違いかもしれない可能性を含む)が発生、「富裕層に属している」という余裕が生まれたことで、性格が変わったのだと思います。
本当に社会には「層」というものがあるんだ!
だから、本当に富裕層は余裕があるんだ!
自覚も含めて、「層」は移動できるんだ!
と横目で眺めながら、面白く思いました。
夫はロレックス様のおかげで、余裕のある生活になったみたいですが、髪を振り乱して日々余裕なく働く私も、社会の最低層・ブラック産業社畜ワーママから早く脱出(階層移動)したいところです。
「贅沢品」という趣味のその後
知り合いの富裕層で、ひたすらクラシックポルシェを集めている人がいます。
その方も、夫がハマりつつあるような「時計マニア」です。
本当の富裕層の人々が好きな「資産価値のある(価値が下がらない)」ものは、ある程度共通している気がします。
私だったら絵画を集めてギャラリーにでもしたいところですが、アートは相当有名な人の作品ではない限り、アップサイドを狙えません。(こちらの本に詳しいです)。それか誰でも知っている大家の絵をオークションで買うか。
そういう意味では、時計や車、会員権、ワインなど、「贅沢品の種類」は限られてはいるものの、それなりにあるようです。
社畜の時点でこの先も縁はなさそうですが、私が一富豪にでもなった場合に、趣味として楽しむ先には色々なものが考えられるのだろうな・・・と思いました。
今はまだリサーチ途中ですが、私が目標としているバーキンかケリーを買った後どんな変化があったかについて、書ける日がくるといいなーと思います。
心の底では、重い皮のかばんなんかより、かばんは走り回れる軽いリュックがいいと思っており、
富裕層になると外商や証券会社の営業がウザそうで、階層移動にはそこまで興味がないため(それより社畜を終えたい)
夫ほどの劇的な変化はなさそうですが・・・。