ギブされるよりもギブしたい
※タイトルを読んで「ま・じ・で〜」が脳内に流れた人と、がっちり握手をしたい。
昨日、同級生のキヨシ(仮名)と飲みに行ってきた。キヨシとは学校が同じだったわけではないが、バドミントン部つながりで知り合ったクチだ。
「飲みに行こう」と誘ったのはキヨシから。共通の同級生数人に声をかけたが、僕以外は全員都合がつかず、図らずもサシ飲みとなる。
実はキヨシとのサシ飲みは初めてなので、割と緊張していた。さすがコミュ障、同級生にも神経を集中させる。何を話そう?会話が途切れたらどうしよう?僕のこと覚えているかな?
まぁ、結果的にこれらは杞憂に終わったわけだが。
午後4時、予約した店にオープン凸。二人とも特殊な勤務時間なので、こんな早くからスタートすることに。ちなみに、午後6時30分には解散したので、なんとも健全な飲み会である。
少し遅れてキヨシがやってくる。僕もキヨシも早めに来ていたのだが、午後4時オープンだから入れなかった。真面目ゆえの5分前行動が裏目に出ている。
ところで、なぜ同級生との挨拶って「うぇーい」なんだろう。永遠の謎。
ま、いっか。酒を注文し、カンパーイ。
キヨシの近況を聞くと、今の収入に不安を感じ、副業を始めたとのこと。しかも、Webライターだと言うではないか。そのこともあって、僕に声をかけたらしい。いやはや、同業者がこんな近くにいたとは。
仕事で大変なことやWebライターあるあるなどでトークは盛り上がり、「お互い芽が出るといいね」なんて話しながら楽しい時間を過ごした。
帰り道、キヨシは妻子へのお土産を買いにミスドへ寄ったが、絶賛金欠中の僕は断腸の思いで直帰した。ドーナツ食べたかった・・・。
この飲み会で気づいたことがある。それは、「自分が楽しかった」よりも「キヨシにとって有意義なものになって嬉しい」気持ちの方が大きい、ということだ。
Webライターは、今でこそ副業としてよく選ばれるようになったが、そんなにメジャーな職業ではない。僕にとっても、キヨシは唯一顔見知りのライターだ。
ライター業をまだ始めて間もない(僕もまだ1年未満だが)キヨシは、さぞかし不安だったろう。それを多少なり軽減することができたなら、同級生としてもライターとしても、これほど嬉しいことはない。
「ギブアンドテイク」という言葉に倣えば、「ギブ」の方が勝った、とでも言うのだろう。自分が得たものどうこうではなく、相手にどんな恩恵があったかどうか、そっちの方が僕にとって重要だったのだ。
売れっ子WebライターのSNSなどを見ても、「ギブ」の重要性を訴えていることがある。誰かにノウハウなどを提供することが、むしろ自分にとってメリットになるらしい。「情けは人の為ならず」とも言えるか。
今回の飲み会に関しても、大層なことは話せていないものの、キヨシの安心につながったことが、僕の「ギブ」になったのだ。
この「ギブ」の気持ちを大切にしたい。まぁ、当面の間お金は「テイク」多めにしてもらえると助かるのだが(強欲)。