ドローインとブレーシングの違い
こんにちは!
理学療法士の小林龍樹(りゅうじゅ)です!
初級者も理解できる運動療法に特化したマガジン「Multi-Vision」を運営しております。
今回のテーマは「ドローインとブレーシング」になります。
今回の内容は呼吸を使ったエクササイズが中心です。
こちらの記事を最後まで見ると
前回の記事が”呼吸の基本メカニズム”になりますので、まずはこちらから読んでいただけるといいかと思います!
そして今回はドローインとブレーシングの目的と使い方について解説していきます。臨床の場面でも迷う場面が多いと思います。
「ドローインって何?」
「どちらを使った方がいい?」
「吸気で〇〇、呼気で〇〇?」
「この患者さんにはどっちが最適?」
このように考えることは多く、運動療法の一つのヒントになればと考えています。
少しでも助けになり、運動療法の楽しさが伝わればと思います!
では始めて行きます!
□ドローイン
まずはドローインについてです。呼吸を使ったエクササイズの目的は前回の記事に記載してありますので、そちらをご参照ください。そして臨床でよく使われているだろう”ドローイン”ですが、方法からおさらいしていきましょう。
「ドローインってどうやって行うの?」
「曖昧に覚えている・・・」
なんて方もいらっしゃると思います。
腰痛患者の腹横筋は、収縮遅延するとよく言われています。その収縮遅延を改善する方法としてドローインを行っている人も多いかと思います。そして、このエクササイズ自体が腹横筋の機能的評価(エコーを使用した評価)として使われています。
◆方法
ドローインは腹横筋の活性化を目的としています。腹横筋が活性化することで、脊柱にある効果をもたらします。目的の部分で後述していきます。
実施方法は、背臥位になり脊柱を床に接触させます。意外と最初のポジションが大切になってきます。よく臨床で目にするのが、背臥位で”腰椎伸展”してしまい脊柱と床の間に隙間が生じているケースです。
腹横筋はローカル筋肉であり、体幹の深層筋になります。筋肉の機能的分類をもう少し解説していくと…
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