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「知る」って楽しい

独学か習いに行くか、私の場合

勉強でもスポーツでも何でもよいのですが、初めての分野に挑戦するとき、皆さんは何からどのようにスタートされますか?

独学? 習いに行く?

発酵というものに興味を持ち始めてもうすぐ一年。
最初は、発酵に関する本を買って読んでみたのですが、なにせ学生時代に理科がとことん苦手だった私にとってはわからないことが多過ぎて、頑張って読んだものの挫折。

で、どうする?

独学では限界、やっぱり誰かに教えてもらおう。
でも、誰に?

調べると、発酵料理の教室はたくさんありました。でも、私の興味があったのは発酵という現象で、最初の入口はお料理ではなかったのです。

発酵について体系的に知りたいと思うなら、やっぱり大学の講座?と思ってネットでググったら、ちょうど良さそうな社会人向け講座が東京農業大学にありました

「しめしめ」と思ったのに、調べてみたら、もう満席。あと、半年も待てない。

勢いづいていた私は、さらに検索を続けます。調べるといろいろな講座が出てきました。

とりあえず、「甘酒」の単発の講座を見つけ受講。

講座の内容はとても興味深く、発酵の現象や甘酒の歴史、甘酒の造りかたや甘酒を利用したお料理など、幅広く学べました。

理系の話しもありながら、素人の私でも何とかついてはいける範囲だったのでホッ。

講座を担当された先生も魅力的。
理系の知識をわかりやすく伝えるのがとてもお上手。知識も豊富でお人柄もチャーミング。

とうとう発酵マイスター講座まで

講座や先生との相性が良かったのでしょう。そこから、ドンドン深みにハマっていきました(笑)。

醤油、味噌、麹の講座を受講し、年末には「発酵検定」を受験。

そして、とうとう「発酵マイスター養成講座」という本格的な講座まで受講したのです。

「発酵検定」は幅広く一般的な知識を問うマークシートのテストでしたが、5月末に受験した「発酵マイスター」講座の修了試験は、2時間にわたる筆記試験にレポート課題まであるという本格的な試験。

仕事以外でこんなに勉強したのは久しぶり。
記憶力の衰えを感じ、かなり苦労しました。

試験勉強の苦労についてはこちらに書いています。

そして先日、嬉しいことに「合格」の連絡がきました。やった〜!

一つわかったこと

発酵マイスターになったからと言って、直接何につながるというわけでもなく、得た知識もまだまだ基本の基本でしかないとは思うのですが、ここまできて一つわかったことがあります。

ある程度ギューギューと詰め込んだ知識が頭に入ると、それまで断片的だった知識が、点と点を結ぶようにつながっていく。

その証拠に最初に読んで挫折した本も二度目は面白く読めるようになりました。

新しい世界を知るって楽しい。
そう改めて思えました。

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