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ゆっくり歳をとりましょう

長くお世話になっている整体の先生を、お正月明けに訪ねました。

「あのね、何度も言っているのはね、いつまでも元気で活躍してほしいからなのよ。ゆっくり歳をとりましょう。

って言われてやっと、

自分の日々の生活を見直すことに本腰を入れる! と決心しました。


「私はね、たくさんの方を治療してきて、若い頃と同じような時間の使い方をしている人が60代、70代にどうなっていくか知っているから言うんです。」

って。


「スケジュールをいつもパンパンにして、常に時間に追われ、〆切に追われてるでしょ。食事はかきこむように大急ぎで食べたり食べなかったり。寝ている間もいつも頭の中は動き続けていて熟睡できていないでしょ。夜中に目覚めたらそのまま考え事を始めるでしょ。」

「睡眠時間こそ6時間、7時間あっても、ノンレム睡眠の時間が多くなければ身体は休まっていないのよ。身体をみたらすぐに分かるのよ。熟睡不足です。」

「もっと隙間を空けて」

「もっとボ~っとして」

「もっと人に任せて」

「もっと休んで」

「退屈だな~、っていう時間を積極的に創って」

「今日は一日何もしなかった(できなかった)、ということに価値を見出して」

と、

今まで何度も何度も「警告」をして下さっていた。

別に今、特に不調を感じているわけではないけれど、「ゆっくり歳をとろう」って言われて初めて気が付いた。

その場限りの「はい、わかりました」の返事に愛想をつかすことなく、同じことを伝え続けて下さった先生に改めて感謝します。


私も、教室のお母さまたちにいつも言っている言葉があります。

子どもが2歳3歳の時、子どもの気持ちを無視して、まるで持ち物かのように口先で動かす子育てをしているお母さまに、

「こんな子育てをしていると、どんな中高生になってどんな思春期を過ごして、どんな母子関係なるかを知っているから、何度も言うんです。今、やり直したらなんとかなる。」って。

それと同じだな~と。

整体の先生のように、私も、愛想をつかさず、何度も何度もお母さまたちに根気よく伝え続けよう、って思いました。

ありがとうございます。



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リタ
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