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ピアノを弾くのに運動は必要か
大人のピアノ学習がある程度すすむと当たる壁に今来ている気がします。
それは体力や気力、瞬発力の不足。
速い曲、私には全く歯がたちません。ある程度まではできるのですが、自分が弾きたい感じまで速度を出したとたん、グチャっとなるのがわかります。
柔らかいゆったりした曲を美しく弾く方向もあるにはあるのであまり無理せずピアノを続けていくことはできるのですが、多少の速い曲を自分が思う通りに弾いてみたいなあという欲をコントロールせねばなりません。
私はそもそも運動があまり好きではありません。疲れることは極力避けたい性分です。通勤や家事以外特に運動はしておりません。
甘いものは大好きですし、お酒も多少嗜みます。砂糖やアルコールのような依存性のようなものがピアノ、というか芸術全般にはその、底のない沼みたいなものがあるのですが、運動にもどこかそんな感じのものがあるはずなのですが、見つけられずにおります。
練習時間をある程度かければ多少は弾けるようにはなると思いますが、凡人が上手く弾くには、運動して、アルコールやお砂糖もやめたほうがよいと思うようになってきました…
人間は弱い生き物です。まあそんな簡単には無理でしょう。
プロの方はどうしているのでしょう?
古いところでいくとクララシューマンは小学生向け伝記の記憶ですが…体力づくりのため散歩を日課にしていたようです。
反田恭平さんは某結果にコミットするジムへ通って筋力を高めその後、求める音と違う音が出ることに気がつき、ショパンコンクールに向けて今度は筋肉を減らす方向に調節した話は有名です。彼がベートーヴェン筋と表現する親指の付け根の筋肉のムキムキ具合は凄まじかった。もう、このレベルだと一流アスリートだなあと感じました。
ショパンコンクール1位のブルースリウさん小さな頃はピアノより運動をしていたとなにかのインタビュー記事を読みました。
小さなこども達の話ですと、全国のピアノコンクール入賞者は運動方面もそれなりのレベルで入賞されてる場合もあるようで、私が時代遅れなだけで、ピアノ+運動はもう当たり前なのかもしれません。
さて普通の中年はどうするか。
一流の演奏家が行ったような結果にコミットするジムは恐れ多いので、ストレッチやヨガから始めるのが体幹を鍛えるためにも良さそうです。
プロを目指さない趣味のピアノの技術を高めることについて色々考えさせられた動画があるのでまたの機会に書きたいと思います。
「諦める」ことも大切だなあと。