女性が忍者になって何が出来るの?
女性が忍者になるには
今回は「女性が忍者になって何が出来るの?」というテーマでお話ししていこうと思います。
忍者のイメージは隠密行動をしながら戦いなどもする体力と運動神経に長けた、選ばれた人物という感じでしょうか。
逆に女性だと「くのいち(クノイチ)」として色気を利用したり、女という立場を利用して欺く忍術を習得していかないといけないイメージでしょうか。
では、実際に今の時代に忍者になりたいと思う女性はどうすればいいか。
その辺りを深掘りしていこうと思います。
忍者になる前に考える事
まず、どんな忍者になりたいのかを明確にイメージする事が大切です。
例えば
・女性だけど男性にも引けを取らないカッコいい戦いが出来る忍者
・クノイチらしさは残してるけど戦える忍者
・女性とバレないくらい男性と同じような忍者
といった感じです。
この、どんな忍者になりたいかというイメージがどこまで明確に出来るかによって、天と地の差が出てきます。
ちなみに私は「女性とバレないくらい男性と同じ忍者」を目指してました。
習得すべき事
忍者像のイメージを持った次は、何から始めるべきか。
第一に、【殺陣】です。
刀の扱いは普通に生きていると触れることはありません。
なので、専門家に教えてもらうしかありません。
今はネットなどで調べればやり方など知識は色々出てきますが、殺陣教室に通いましょう。
教室に通う意味は「刀を合わせる相手がいる」という事です。
殺陣は1人では出来ません。
相手が居て初めて成り立ちます。
何度も手合わせをして呼吸を合わせて行く稽古を積まなければいけません。
忍者としてステージなどに立つ場合は、ほぼ100%殺陣が出来ないと無理です。
なので、まずは殺陣ができる様になりましょう。
ただ、殺陣教室のほとんどは「侍」の殺陣です。
「忍者」の殺陣とは少し違います。
ここで別れ目になりますが、女性が忍者をする際の殺陣の意識として、腰の落とし方が変わってきます。
侍は基本的に姿勢が良いですが、忍者は猫背というか、腰を低く落とす事を重要視されます。
ただ下に落とせば良いという訳でもないのですが、その辺りは教室で聞いてください。
問題は女性が忍者をする際の腰の落とし方。
必ず全身鏡の前で行ってください。
全身鏡が無ければ、窓ガラスなどでも良いです。
骨盤の形が男性と違って、腰を落とした時にどうしてもお尻が突き出た様な形になりやすいです。
それを直そうとすると反り腰になって更にクネっとした見た目になってしまいます。
いかにも女っぽい形になるんです。
そうすると、「忍者」というより「クノイチ」になります。
これは理屈ではなく身体の感覚で覚えるしかないので、鏡を見ながら自分の理想とする忍者の構えた姿を目指して下さい。
これだ!と思ったら筋肉の使い方を覚えてもう一度構え直す。
スムーズに同じ形が出来るのになってきたら、横を向いてもう一度構える。
横から見てもイメージ通りの忍者の構えなのかを確認してください。
身体にその構えが染み込めば、立ち回りの止まる度にその構えを出す事で一気に忍者らしさが出ます。
こうしてひとつずつ確実に身体に覚え込ます事が今後の殺陣に必ず役立ちます。
無理に頑張る必要はない
忍者になるには体力や筋力の向上は重要です。
しかし、無理にジョギングをしたり筋トレを頑張る必要はありません。
なぜなら、忍者で使う筋肉や体力は普通の筋トレとは違う場所を使うからです。
私は一度も筋トレを頑張ろうと思いませんでした。
なぜなら、稽古の度に筋肉痛になるから。
毎回同じ様に筋肉痛がきます。
慣れてきて筋肉痛にならなくなったら、身体がスムーズに動ける様になってたり、体力も脚力なども向上していました。
男性は筋トレをして成果が出ますが、女性はそう簡単に筋肉はつきません。
筋トレをするくらいなら、食事に気を付けて栄養をしっかり摂ることをオススメします。
私は勝手に筋肉が付いて体脂肪率がどんどん減ってしまい、常に一桁だったので、カロリー摂取をする事に必死でした。
なので、男性陣に負けない様に体力や筋力を付けないと!と焦る必要はなく、稽古を続けて呼吸の仕方や身体の使い方を覚える事に集中しましょう。
忍者として何ができるのか
忍者になるとは、何をする事なのか。
歴史上の忍者ではなく、今、忍者になるってどういう事なのか。
主にテーマパークなどの忍者ショーに出演したり、時代劇の現場で立ち回りをしたり、舞台に出演したり、各地のイベントなどで忍者ショーをしたり、武将隊をしたり…と、挙げればキリが無いほど需要は多いです。
しかも、今は男性だけの現場ではなく、女性もウェルカムな現場が多いです。
時代村や歴史ある現場はまだ男社会が多いですが、男に混ざっても問題ないと判断されればどこでも忍者ショーには出演できます。
役者は事務所や劇団などに所属して、現場を提供してもらう事が多いですが、今はフリーランスで活動してる方も多いです。
そういう方は基本的に元々どこかに所属していて、独立後も人脈を大切にしてお声がかかった現場を行き来しています。
現場が無い時は自分でイベントを開催したり、殺陣教室などを行って仕事を作っています。
男性も女性も関係なく、忍者としてステージに立てると判断されればどこでも重宝される時代です。
なので、信念を持って自分の理想とする忍者像を体現する事が何よりも大切です。
女だから無理と諦める必要はどこにもありません!
まとめ
女性が忍者になるにはというテーマでお話ししましたが、いかがでしたか?
こういう時はどうすればいい?など、質問があればコメントお待ちしております。
性別や年齢関係なく、やりたいと思ったら挑戦するのはいつでも良い事だと思います。
ステージに立つ必要はないけど、ただやってみたいという方も殺陣教室は大歓迎してます。
一歩踏み出すかどうかだけです(^^)