言葉を捉える朝に思うこと。
言葉はけっして感情を超えない。
心に1番近い形の言葉を、なんとか探して、言葉にするけれど、
膨大な感情が溢れてきた時、飲み込まれてしまって、ただ呆然と立ち尽くしてしまう時がある。
それでも、日々、言葉を紡ぐことから逃げ出さないでいたい。
頭の中で生まれては消えていく感情と、本音の片鱗を、心と、そして耳を研ぎ澄ませてつかまえる。
形にして残して置かないと、それは霧のように消えてしまうから。
そこに確かに在った、という痕跡を残したい。
自分だけがわかっていればいい。
言葉を愛しているからこそ、言葉にする時は慎重になる。
愛する対象に、ひとは慎重になるものなのかもしれない。
恐れずにいよう。
言葉にすることも、不安を迎えにゆくことも。
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