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【管理栄養士解説】これならできる✨ご飯直前のおやつ回避方法


本日の子育てお悩み相談~食前のおやつ回避~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「食前のおやつ回避」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

5歳と2歳の子供を持つママです。
子供のお迎えのため毎日職場から保育園に直行し、18時半頃に帰宅して夕食を作ります。
子供たちは夕食の時間まで待てず、お腹が空いておやつを欲しがってしまうのが悩みです。
できるだけ早く夕食を作るよう頑張ってはいるのですが、子どもたちがどうしても待てないときは、しかたなく煎餅やクッキーなどをあげてしまうこともあります。
夕食があまり食べられなくなってしまうので避けたいのですが、何か工夫できることはありますか。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、2児の母管理栄養士 M.S.です。

間食の意味・役割

お腹が空いたといわれると、夕食作りも焦ってしまいますよね。
ただ、ご飯直前のおやつは食事に響いてしまうので避けたいですね。

間食の意味合いは年齢で異なり、

幼児のおやつは楽しみよりも栄養補給という役割
小学生以降リラックス・心の栄養補給という意味合い

が出てきます。
ご相談者さまのお子さんは保育園に通われているので、午睡後のおやつがあると思いますが、
幼児の場合はまず栄養補給の為の間食を食間に取れているかも確認してみましょう。
必要な間食がきちんと取れていれば、「食前だからもう少し我慢しようね」と声がけしましょう。
あとは遊びやお手伝いで気を紛らわせて、食前に何か食べることを習慣化させないことが大切です。

おやつ代わりに、先に食事の一部を食べる

ただ、小さい子の場合は言葉では伝わらず、どうしようもないことも多いですよね。
そんな時は食事の概念を少し変えてみるのがおすすめです。
食事(主食・主菜・副菜)のうち、主食部分を先に食べてもらいましょう。
後の食事では先に食べた主食分を減らすことで、しっかり1食を食べられたことになります。
小さなおにぎりや、ふりかけご飯にして先に食べさせてあげるのはいかがでしょうか?
ご飯の代わりに、食パン・お餅・さつま芋などもおすすめです。
(ただし、甘いパンは対象外です。)
同じように、先におかずや野菜を食べてもらっても良いです。
魚肉ソーセージ、小魚、チーズ、ミニトマト、人参スティックなどがおすすめです。

もう焦らない!食前セットで空腹対策

これらをさっとあげられるよう、なるべく早く食事準備をするのが理想ですが、食前は何かと忙しいですよね。
そういう場合は、事前にこれらの食前セットを用意しておくと慌てずに済むのでおすすめですよ。
例えば、朝食作りのついでに冷蔵しておくのも良いですし、冷凍できるものは時間のあるときにまとめて冷凍しておくと日持ちがしますね。

・小さいおにぎり(冷凍可)
・食パン(冷凍可)
・蒸したお芋(冷凍可)
・魚肉ソーセージ
・チーズ
・洗ったミニトマト
・野菜スティック

避けたい食前のおやつ内容

避けたいのは、食事の直前にジュースやスナック、甘いお菓子などを食べさせてしまうことです。
エネルギーや脂質の摂り過ぎになってしまいます。
また、人間の舌は味の濃いものを先に食べると、薄い味が感じられなくなってしまう性質があります。
食事の直前にこうしたお菓子を摂ることは、食事を美味しく食べれない原因にもなってしまいます。

避けたいおやつを何度か許してしまうと、小さい子どもは「いいんだ!」と認識し、結果としてそれが習慣になってしまいます。
良い習慣を作って、子どもの心も身体も満たしてあげられると良いですね。


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