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【管理栄養士解説】幼児のおやつの選び方🍌オススメおやつや市販菓子の注意点

子供と一緒に過ごす休日、どんなおやつを用意したらいいのか、市販菓子を与えても良いのか迷ってしまうことはありませんか?
この記事では、忙しくても用意しやすいオススメおやつや、市販菓子を選ぶ場合の注意点やポイントをご紹介します。


幼児のおやつは「4番目の食事」

おやつは「4番目の食事」と考えて、3度の食事では補いきれない栄養素を補給できるようなものを選びましょう。

厚生労働省の「保育所における食事の提供ガイドライン」によると、

幼児にとって間食(おやつ)は、三度の食事では補いきれない「エネルギー、栄養素、水分の補給の場」である。

出典:「保育所における食事の提供ガイドライン」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shokujiguide.pdf
(2023年6月26日に利用)

としています。

幼児期は胃の容量が小さく、また消化機能も未熟なため、1日3 回の食事では十分な栄養素を摂ることが難しいです。

そのため、おやつで必要な栄養素を補えるよう配慮することが大切です。

手軽で栄養素も摂れる!管理栄養士のオススメおやつ

おやつだからと言って、必ずしも甘いものである必要はありません。

「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」では、
「果物、野菜、牛乳・乳製品、穀類、いも、豆類など」を勧めています。

例えば、

バナナ🍌
・おにぎり🍙
・フルーツヨーグルト🍊
・焼き芋🍠
・スティックチーズ🧀
・茹でトウモロコシ🌽

などは手軽に用意でき、かつ栄養素も摂れるのでおすすめです。

飲み物は、糖分の多い市販のジュースはできるだけ控え、牛乳やお茶にしましょう。

市販菓子を選ぶ場合の注意点とポイント

普段、お子さんが甘味の強い市販菓子を食べていると、最初はこういった素朴なおやつを拒否するかもしれません。

ただ、市販菓子は幼児にとっては高脂肪、糖分・塩分過多なものが多いので、上手に付き合っていく必要があります。

市販菓子をおやつにする場合は、幼児向けの商品を選んだり、他のおやつと組み合わせて量を抑えたりといった工夫をしてみましょう。

楽しいおやつの時間を通して親子のコミュニケーションを

おやつは必要な栄養素を補うものであると同時に、子どもにとっては楽しみな時間でもあります。

保護者も一緒に、その「おやつを楽しむ気持ち」を大切にしていただけたらと思います。

もし余裕があれば、一緒に簡単なおやつを手作りすると、子どもの「食べたい!」という気持ちを高めますし、
食育の機会になったり、親子のコミュニケーションの時間になったりしますよ。


保育園、幼稚園での食育講座/給食便り資料作成等も承ります。
ご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ!

著者:管理栄養士 宍倉 絵美

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