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スタートアップに参加するなら「踊る阿保」になりたいという話。

こんにちは、株式会社HQ(エイチキュー)でソフトウェアエンジニアをしている増田です。HQは「テクノロジーの力で、自分らしい生き方を支える社会インフラをつくる」をミッションに掲げるスタートアップ企業です。初期プロダクトとして社員の個別最適なリモートワーク環境の構築を支援する「リモートHQ」を開発、運用しています。

前回の投稿では私の大好きなバスケの根幹ルールのひとつである「24秒ルール」から我々が学べることについて書いてみました。「今日の注目記事」にも選出して頂き、おかげ様でたくさんの方に読んでもらうことが出来ました。ありがとうございます。

さて、株式会社HQに入社して2か月が経過しました。前職場のマイクロソフトは世界的大企業だったこと、私が最後に属していたのがWindowsの開発チームというおそらく世界有数の大きさを持つソフトウェア開発組織だったこともあり、まだ開発チームは10名体制であるHQに入社してからはポジティブな意味で新しい刺激を受ける毎日を過ごしています。40代後半にもなってこのような経験をさせて頂けるのは本当にありがたいことです。

さて、今日はそんなHQというスタートアップで過ごす中で感じたちょっとした感想を書いてみたいと思います。


開発チームブログを書きました

少し本題から逸れるかもしれますが、先日HQ開発チームのチームブログに記事を投稿しました。記事にある通りなのですが、HQ開発チームブログはそれこそnoteさんやはてなさんのようなブログサービスは使わず、更にはWordPressのようなブログ構築ソフトウェアも使わず、自分達でReactやTailwind CSSを用いて「開発」しています。

記事の執筆に際して不具合を直したり機能追加したりすることもあり、ただブログを発信することだけを考えれば非効率極まりないことをやっています。ただここにHQ開発チームらしさが溢れていて、チームブログがチームの「名刺」であるとするならば、これ程明確にチームの在り方を示す事のできる名刺もないかもしれません。

HQの開発チームに興味を持ってくれたエンジニアやプロダクトマネージャーがいたとき、我々の「らしさ」が伝わるチームブログとして育てていければと思います。

スタートアップは「踊る阿保」になる場所だと思う

かの有名な「踊る阿呆にみる阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪」というフレーズは京都の豊年踊りの歌詞に由来しているそうですが、私がスタートアップで過ごす毎日でよく思い起こすフレーズです。

踊る阿呆にみる阿呆
「踊る阿呆(あほう)にみる阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々(そんそん)」
阿波踊りを代表するこの有名なフレーズは、京都豊年踊りの歌詞に由来している。

阿波踊り 掛け声・歌詞の意味・由来 (worldfolksong.com)

創業チームが踊り出した踊り、それに熱狂して自分も加わり踊る、それこそがスタートアップに参加することだなと思います。せっかくスタートアップに入社したのに見る阿保になってしまったらもったいない気がしますし、どうしてもその踊りに加わるイメージが持てないのであれば、そこは自分にとって適切な職場ではないということなのかもしれません。

ちょっと記憶が曖昧なのですが、どこかで読んだソフトバンク創業直後の孫正義さんの話が好きです。確か社員がまだ数名という時期に、社員の前で売り上げ1000億円を目指すというような豪語をしてみせたという話でした(出典が分かる方、いらっしゃったら教えてください)。稀代の起業家である孫さんは極端な例かもしれませんが、大なり小なり創業チームは「祭り」を起こします。そして創業初期のメンバーがその踊りに本気で熱中する。それが更に次のメンバーの熱狂を呼ぶ。それこそがスタートアップのエネルギーではないでしょうか。

もちろん大きな企業だとそのような熱狂が起こらないという訳ではないと思います。しかしスタートアップはそのエネルギーこそが、そのモーメンタムこそが存在意義であることは大きな違いだと思います。極論、そのような熱狂が存在しないとすれば、一般論としてスタートアップを職場として選ぶ意義は相当薄れてしまうのではないでしょうか。

ファーストペンギン「グループ」がスタートアップのモーメンタムを本物にする

先日久し振りに以下の有名な動画を見直しました。別にこの動画から踊りのメタファーを思いついた訳ではないのですが、踊りという人間の原始的な本能に基づく行動は、スタートアップや新しいムーブメントののメタファーとして非常に有効なのかもしれません。

この動画で1人目の「フォロワー」の重要性が強調されいます。確かにこの動画内での1人目フォロワーさんは決定的な役割を演じているように思います。「ファーストペンギン」や「セカンドペンギン」という言い回しもかなり一般的なものになりました。ただ忘れてはいけないのが、ビジネスは「踊り」よりも一般的に言って遥かに複雑な社会的活動であり、ムーブメントを起こす為には多様な能力を持ったファーストペンギン「グループ」の熱狂が必要だということです。スタートアップにとって重要なのはこのファーストペンギン「グループ」の熱狂を巻き起こし、多様なスキルや経験を持つメンバーが創業チームの描くビジョンを本気で追いかけていくことではないでしょうか。

まとめ

スタートアップで働く上で、「踊る阿保」となって熱狂を作り出していくことの重要性について考えてみました。もちろん「熱狂」と言ってもただただ盛り上がれということではないですし、ましてや冷静さを失えということでもないですし、「熱狂」の在り方にも様々な個性があると思います。ただ自分なりに、そのスタートアップのビジョンに熱狂できるかどうか、その「踊り」に加わりたいかどうか、それはスタートアップで働くことを検討する上でひとつの大きな要素だと思います。

最後に

株式会社HQでは「テクノロジーの力で、自分らしい生き方を支える社会インフラをつくる」というミッションに共に挑む仲間を募集中です。「阿保、阿保」たくさん本記事で使ってしまいましたが、なかなかインテリジェントなメンバーが揃っております笑 そんな我々の「踊り」に少しでも興味を持たれた方、よかったら下記採用ページを覗いてみてください。


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