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【見た目】5キロ太り、7キロ痩せ、2キロ戻してリバウンドしなかった時のダイエット話⑨~あえて増量した理由編~

こんにちは、唐梨です。
長らく続いたこちらのダイエットシリーズ、今回ついに最終回です。
その名もあえて増量した理由編
それでは早速いってみましょう。

前回の記事はこちら!




なぜ2キロ戻したのか

最後の締めとして、2キロ戻した理由を書く。
実はここが「そもそもダイエットとは誰の何ためにやるのか」の真髄と向き合う、一番大事な箇所だと思っている。


「本気を出せば痩せられる最大値を証明できた」という事実で満足したから

7キロ痩せて、MAXでモデル体重にまでなった時、湧き起った感情がある。

「私は、その気になればちゃんと痩せられる実績と実力の持ち主なんだ」

と、すっと思えたのだ。
そう自信を持つことができた。

というのも、「いつまで痩せ続けないといけないんだろう」という終わりの見えなさや、「またリバウンドするんじゃないか」という負の悪循環の感情こそが、私にとっては一番の恐怖だったからである。

だから、「私は受け身で今の体重になっているのではなく、私の意思で今の体重にしている」と思えたことはかなり大きい。
そのリラックス感自己信頼こそが、ダイエットにおいて一番大事なメンタリティだと思うからだ。

結局、私が真に欲しかったのは「痩せた肉体」ではなく「痩せようと思えばいつでもいかようにでも痩せられる私」だったのである。
だって、一時的に、結果的に、たまたま、ラッキーで痩せただけなら真の解決じゃないから意味がない。
それは対症療法であって根本治療じゃない。

本当に欲しいものを手に入れられたから、本当の心からの充足感と満足感を得て、「痩せ続けなければ価値がない」といった執着や呪縛がなくなったのだろう。



常に最大の状態をキープすることへのストレスの方が逆効果だと思ったから

マイナス7キロの状態は、交際費を抜きにした、ダイエットに最適な環境が一生続く前提でなし得た結果である。
サークルも卒業し、空きコマも増え、バイトで強制的に18時以降が埋まり、睡眠や自炊の時間もたっぷりある...そんな恵まれた環境だった。
でも、そんな環境が一生続くわけないし、第一それだとダイエットが目的になっていて本末転倒である。

ダイエットは手段
友達や家族とおいしくご飯を食べたいから、罪悪感を消して心から味わうために、痩せるのである。
痩せるために、友達や家族との外食を断るのはおかしな話なのである。

これから社会人になって、出事が増えて忙しくなるであろう未来が分かっているのに、今の環境設定にこだわっていたら、それこそ執着が再発してしまう、と思ったため、あえて増やすことで自分の中の「増量=悪」の概念を消したのだった。



「細ければ細いほど良いのか?」問題に真剣に向き合ったから

「ガリガリ」と「細い」は違う。
たとえばの話

160センチ40キロだけど、筋肉もなくゴボウのような足に貧相なボディ

160センチ50キロだけど、筋肉で引き締まっており、柔らかい曲線美を描いたボディ

だと、どちらが魅力的だろうか(もちろんたとえばの話であり、まして正解なんてない)。

というか、そもそも他人には自分の体重なんて分からないわけである。
それに、体を引き締めて見せてくれる筋肉は、脂肪より重い。
「数字が細くなくても、ぱっと見細く見えれば満足」なのか「見た目よりも数字が細いことに意味があると思い満足」なのか、どちらなのだろうか。

第一、「細い」という言葉も主観的である。
標準体重とかBMIとかは設定されてはいるけれど、何をもってダイエット成功となすか、何をもって最高の肉体と定義しているのか、それは個人の価値観でいかようにもなるのである。



最後に

以上が、全9編にわたるダイエット日記である。
中でも一番伝えかったのがこの最終回だったので、最後まで書ききることができて本当に嬉しい。

「細いかどうかは私が決める!」
このメンタリティで今日もおいしくご飯を食べようと思う。

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