アンスクールを紐解く③ゲーム編(その1)
ようこそおいでくださいました。
アンスクールの実態と経緯がどう言ったものだったのか、アンスクールの素晴らしさをお伝えします。
さて、ゲーム編。
テレビ、ビデオゲーム、動画含みます。
iPad、DS、スマホ、Nintendo Switch、プレステ、Xbox等、全て。
マインクラフト、Roblox、Call of Duty、Fortnite、マリオカート、GTA、Fast and Furious等、全て。
お菓子編同様、そしてお菓子解禁日と同日、ゲーム&スクリーンタイム(テレビを見る時間)を制限なしに解禁しました。
お菓子を解禁するよりゲーム・動画・テレビを野放しにする方が躊躇されるのではないかと思います。なんでゲーム・動画・テレビが悪いと言われ、思われるのかを改めて挙げる必要はないと考えます。
解禁してどうなったかをまずお伝えします。
お菓子と違ってひっきりなしではなく、連続してずーーーーーーっと遊んでました。
とにかくずーーーーーーっとです。
朝起きてまずテレビをパチっとつける。Cartoon NetworkかYouTubeを2−3時間見たら次はプレステかXboxかWii -UかiPad。どういうゲームをしてたかは多すぎるので今回は割愛します。
一人でゲームで遊んでることもあれば兄弟で遊ぶこともあり。近所のお友達や公園で知り合った不登校のお友達がよくうちに来て遊んでました。
長男はマインクラフトを海外サーバーで遊んでたので夜中の2時3時まで遊んでました。次男と三男は若干小さかったので9時とか10時には寝てました。
<世間体との間>
ホームスクールからアンスクーリングへの移行でした。
ホームスクールをしてると親や近所、いろんな人に「どういうことをしてるの?」「なんのお勉強をしてるの?」「どういう教材を使ってるの?」と聞かれデタラメでも具体的に答えることができました。
アンスクールとなるとそうはいきません。私はアンスクールをする理由と目的がありましたが周りからは一切支持を得ることできず。
だって「一日中ゲームしてるかテレビ見てるかして色々学んでる」って一般的な理解は得られないのは私にもわかります。
アンスクールを始めるにあたって数多くの本を読み(残念ながら和訳なし)、アメリカのアンスクーラーのサイトを隅から隅まで読み、ものすごい熟慮を重ねて決心に至りました。
考えれば考えるほど、アンスクールはとっても理屈が通ってるんです。
もし、本やホームページで読んだことが本当なら勉強や学校という枠を越えた生き方、在り方の道なのではないか。。。
アナーキーのようでいて、それは自然界の無秩序の中の秩序と似ている。。。
母親の私さえアンスクーリングの哲学を信じて言動を伴うようにし、子供たちがアンスクーリングできる環境を整えれば子供の真の個性が育ち開花していくのではないか。。。
個の尊重をいいとこ取りではなく、自分の価値観や考え方と合わなくても子供を個として接するとどうなるんだろう?
子供を尊重して育てるっていうのは普通のようでいて多くの場合は大人の限界の範囲内に限られているのではないか?
子供は植物のように時間をかけないと育たない。
そして我が子といえどもこのタネが木なのか、花なのか、野菜なのか果物なのかも、育ってみないと分からない。
誰も見たことのないこの植物は、日照量も水加減も土壌も寒暖も毎日様子を見ながら学んで育てていくしかない。
アンスクーリングでの子供との接し方は描写としてはこんな感じです。
それとゲームとどう関係あるのか。
別にゲームでなくてもいいんです。
たまたまうちの子供たちはゲームとiPadに熱中したのであって、これが彼らの養分・土壌・育成環境であったということです。
興味があって情熱を持てるものがゲームやiPad、YouTubeにあるから無制限にやらせてあげたんです。
これが本でも昆虫採集でもお絵描きでもいいんです。
対象はなんでもいいんです。
ゲーム、iPad、YouTube、読書、お絵描き、昆虫採集、楽器、料理、散歩、スポーツ、レゴ、動物の世話、車、恐竜、編み物
どれを比べても興味の対象としてより価値の高いもの、低いものはありません。
ないんです。
それぞれに上下はないんです。
わかりやすい例としては、なんで読書はいいけれどゲームはいけないの?
こういった事柄一つひとつを徹底的に追求し考え方や価値観を解体するのがディスクーリングです。
世間体を気にしていてはアンスクーリングはできません。
でも世間体が気になるのはいつまでも続きません。
はじめのうちは大変ですがディスクーリングを続けていくうちに自分の中にあった世間体が気になることや常識と思われていたものが払い落とされていき物事を単純な白黒で見ることがなくなります。
<ゲーム三昧の日々を経て>
子供たちはどうなったのか。
数ヶ月経ったら長男の就寝時間は23時頃に落ち着きました。
3人ともゲームをする時間は依然として長時間に渡りました。
変わったこととしてはお昼ご飯が終わった後近所の公園に3人で遊んでるうちにこれまた公園に行くことを日課としていた近所の不登校の子供とお友達になったのでそれからは大体毎日午後1時頃に公園に出掛けてました。
3時頃にみんなで戻ってきてゲームしたりベイブレードで遊んだり、ライトセーバーを振り回したり。
長時間長期に渡ってゲームをしていた結果子供達はどうなったのか。
ゲームやYouTubeのもたらした3人の息子たちへの影響は、私が悪影響と懸念していたこととは全く違ったものでした。
ー ゲーム編(後半)に続く ー