DeepSeekでカスタムGPTと同じ挙動を再現してみた
これは、カスタムGPTで作った「順を追って質問してくれるので」「AIが提示する選択肢を選ぶだけで」「記事が書けてしまう」という便利機能をそっくりDeepSeekで再現した、壮絶な戦いの物語であります（壮絶・・・！）
なので、「そうそうそれなのよ、順番に質問して誘導してくれる仕組みだよ〜〜」って方はぜひご一読いただきたい。
そして力の限りこの記事を拡散して私にバズの至福を分けていただければこの上なく喜びます！！
んじゃ、いきますね！
答えだけ欲しい人はサクッと目次から飛んでちょ！
そもそもカスタムGPTって何？
ほら、AIにブログ記事を書いてもらう時って、「さぁ書け〜！」っていきなりゼロから記事本文を書かせてもあんまり上手くいかないじゃない？
こういうネタで、こういうテーマで、こういう読者に向けてこういうトーンで書いて欲しい、みたいなのを指示しないと、ちょっと実用には耐えられないようなふんわりした記事ができたりしますよね？
でも、そういうライティングのノウハウって、それなりに経験したり学んだりしないとなかなか難しい・・・
ってことで、もうAIが全部やってくれるカスタムGPTを自作して、いい感じで使い倒していたわけです。
これね。これが私のカスタムGPT（GPTs)。
なかなか私の好みに合ってて便利なの。
で、こんなふうにあらかじめ挙動をセッティングしておける仕組みはChatGPTにしかないんですね。
いや、Claudeにもあるんだけど、Claudeは「自分しか使えない」という縛りがあって、せっかくそんな便利な仕組みを作っても誰かと共有できないので、うちの生徒さんたちに使ってもらうことができないわけです。
やっぱAIは希望の光だと思う
実は私、かれこれもう15年近く、ブログ構築とかブログの収益化とかを教える仕事をしてきて、多分生徒さんは１万人を超えるくらいはいるんだけれど、決して少なくない割合で、「記事を書き続ける労力が続かない」という理由で挫折しちゃうんですね。
そりゃ、明日も朝から会社なのに今日の記事が書けなくて、白紙のエディタを眺めながらウンウン唸ってる午前２時、みたいな暮らしを毎日やらなきゃいけないとしたら、折れるのも致し方ないのかもしれません。
勝利が目前にありながらそうやってギブアップしていく実践者さんたちを、あぁぁぁぁっっっ！！って両手で壁をバンバン叩く織田裕二並みにもどかしい思いで見送ってきたわけです。
AIを使えば、そんな時間と労力をかけなくても、わずか数分で記事が書き上がるし、しかもかなり高品質だったりしますから。
しかもウチのGPTsなら数字を選ぶだけでそこそこいい記事が書けちゃうレベルまで落とし込んであるんだから、オウンドメディア戦略なんて今がまさに始めどきだと思うのですよ。
楽勝ぷ〜でしょ。
ただ、ですね。
これ、私だけじゃないと思うんだけど。
ChatGPTの記事ライティング能力って、言うほど高くないのですよ。
そこそこの記事は書けるんだけど、おなじものをClaudeで書いたらダンチですごいのが書けるからねー・・・文章力がね。
で、結局、GPTの記事じゃもの足らないからカスタムGPTで記事のプロットだけ作って、執筆はClaudeで仕上げるという作業をしていたわけです。
AIも2本契約すると費用がなかなかズッシリくるし、手間もかかるし、無料で高性能と話題のDeepSeekで１本化できたらいいなー、ってのが今回の犯行動機。
仕組みがないんだから１問ずつやるしかないじゃん
カスタムGPTが便利なのは、あらかじめどんな順番でどんな選択肢を提示して欲しいのかを組み込んで指示しているからです。
私の場合は一問一答で順番に選択肢を提示する、ってところね。
だから、AIはその指示に従って１問ずつ順番に質問してくれる・・・
でも、そういうあらかじめ組んでおける機能がDeepSeekにはまだないのならば、１問ずつ順番に質問するしかないよね！
ってことで１問ずつ手作業でプロンプトをコピペしながら進めることに。
ところが、ここで問題勃発。
第１問・・・の内容をコピペすると・・・何度やっても次の質問をコピペする前にAIが勝手に次の質問を考えてしまう・・・
こんな感じで、パワハラ上司並みに詰めてみましたが改善せず。
AIが次からちゃんとできます！って宣言するから、その度にじゃぁやってみろってやらせるんだけど、何度やってもやっぱり次の質問をコピペするまで待てずに話を進めてしまう・・・
私は我ながら長州小力並みにキレにくい温厚な人間だと自負していますが、さすがにキレてきた・・・（笑
もし私がSMの女王様ならムチをピッシピッシいわせながら「待てもできんのかこの駄犬がぁっ！！」ってヒールでぐりぐり踏みつけてやるのに〜〜！
ってか、おそらく、何度やっても次の質問を待てずに自分で提案してしまう時点で、根本的に私の指示の出し方が間違っているんだろうなと判断。
一問一答で聞いて欲しい質問を１問ずつ問うのはナンセンスなんだろうな。
じゃぁもういっそ、せっかく分割したプロンプトを全部まとめてDeepSeekに放り込んでしまえーーー！！
・・・
で。
きた。
【答え】DeepSeekで一問一答の再現ができた
ってことで、ちょっとヤケクソ気味にプロンプトを全部DeepSeekに放り込んでみたら、ちゃんと順番通りに選択肢を提示して、数字を選ぶだけでそこそこの記事が書けるじゃあ〜りませんか。
ってことで、最初のプロンプトだけで一問一答で質問しながら進めてくれる様子をどうぞ。
しかも、特に何かDeepSeek用に書かないといけないっぽいプロンプトとかもなく、このプロンプトがはたして正しいのかどうかなんて知りませんけど、やりたいことの全貌を最初に理解させてやれば、DeepSeekの方で察して動いてくれるようです。
これあれですよ。
DeepSeekは小出しにされるより、最初に全部知っておきたいタイプなんじゃないかな？
私の場合、「一問一答で進めること」「選択肢には数字をふって、ユーザーはその番号を選ぶだけにすること」もしくは「OK」と入力して先に進めるようにすること、という指示を入れていて、これが順番通りに質問してくれる仕組みになっています。
つまり、AIにして欲しい質問が10個あるとして、「一問一答で順番に」っていう指示がAIに伝わっていれば、いの一番にプロンプトをなんもかんも全部ドーンと打ち込んでおけば、１問ずつ順番に聞いてくれるようにできる、ってことですね。
これってもしかしたらカスタムGPTのプロンプトをまさかの方法で・・・
ってかさ、それならもういっそ、カスタムGPTの指示をまるっとコピペしてそのままDeepSeekに放り込んでもいけるんじゃね？？？と思ってやってみましたが、なんとできちゃいました（笑
ってことで、ChatGPTよりDeepSeekの方が優れているんだけどカスタムGPTを手放すのはちょっとなぁ・・・と思っているそこのあなた！
まんまコピペするだけでもDeepSeekがちゃんと察して動いてくれるので、一度お試しあれ。
改造もせずそのまんまプロンプトを使い回しても多分いけるんじゃないかと思います。
とはいえ、当たり前だけどどんなプロンプトでも等しく同じ効果があるわけじゃないですからね？
一問一答で数字を選べば記事が書ける、という流れをDeepSeekで再現したに過ぎないので、もっと複雑怪奇なカスタムGPTなら結果は違ってくるのかもです。
そこら辺は、首を長くして諸兄のシェアを待ちたいと思います。
ぜひ、わたくしめにも教えてくださいませ！