言葉と人間ってそっくり

こんにちは、りんねです!

今読んでいる本が、余分な表現を削ぎ落としたような文体でありながら複雑でゲバドロなサスペンスなので、影響を受けやすい脳内の声の切れ味が増しています。(当社比

そんな風に、言葉と密に繋がっている私ですが、今日一つの発見をしました!それはですね…

言葉は世界のからくり

という事です!

言葉って、当たり前なんですけど、その時代から個人から有象無象から百鬼夜行まで、何でも表す力があるんですよね。勿論、TPOにも対応可能で、その柔軟性はバレリーナも顔負け。
つまり、この世界は言葉で表現できるし、言葉が使えれば生きる事ができるんです。
対偶を言うと、言葉で表現できないものは世界に存在しないんですよね。
ある意味当たり前なんですけど、改めて気づくと、言葉って破茶滅茶強くないですか?

言葉は人間とそっくり

みんな違ってみんないい…生物多様性、人間の多様性を表現する時の常套句。ユートピアを語る時にも使われますが、これ、言葉一つひとつに当てはめる事もできます。例えば…

  • 全ての言葉を平等に使用できない

  • 場合によって意味が変化する(バカ、尊敬…)

  • 時代で移り変わる(いとおかし、ウケる)

  • 単体では意味が分かりにくい(これ、やばい)

全ての言葉を平等に使用できない

全ての言葉を平等に使用できない、つまり、使う言葉に偏りがある…というのは、私たちが不平等な仕打ちを受けたり、ある特定の場面でのみ活躍できる、といった所と同じです。
忌避される言葉や死語、専門用語や他国語など、言葉の不平等性やヒエラルキーは、人間界の縮図…。複雑怪奇で偏見と独断に満ちていて、危険地帯となっている部分も少なくありません。

場合によって意味が変化する

場合によって意味が変化する、というのは、「〇〇のバカ!!」と、「バカなんだからぁ笑」を脳内再生すれば即お分かりいただけるかと思います。辞書的な意味だけでは語れない柔軟性、深さは人間に匹敵もしくはそれ以上。場面限定の言葉から、マジ意味分かんなぁい!となる言葉まで、バリエーションも豊富です。
人間も、その時その場で、表情を変えたり取り繕ったり褒めたり貶したり…自分という核は確かにありますが、柔軟性も高いです。少し頑固な人や流されやすい人など、そのグラデーションがある所まで似ています。

時代で移り変わる

時代で移り変わるのは、言わずもがな。
古語はもう使われなくなって久しく、死語や流行語など、新しい言葉が使い古されるまでのスパンが可視化されている一面もあります。
人間も、永遠に和服を着ていませんし、剣を携帯していません。また、流行り廃りは20年スパンと言われるほど。能力や知識の広がりや狭まり、その選択は言葉の選択に似ている…そんな気がします。

単体では意味が分かりにくい

単体では意味が分かりにくいというのは、名詞や助詞を組み合わせないと言いたい事が伝わらない、という事です。
「それ!」と言われても「どれだよ!!!そして何をするんだよ!!」となるじゃないですか。そういう事です。
人間も、物理的に誰とも干渉せず1日を暮らす事ができる一方、その生活の生産性や生きる意味について考えると、どうしても虚しくなってしまいます。
別にいいけど少しも良くない。なくてもいいけど必要な時が必ずある。言葉と人間って、ここまでそっくりなのか…と、面白くなりました。

さて、今日はここまで。
色々考えていたら携帯がアツアツになってしまい、2日もこのノートに費やしてしまいました。これもまた一興。

それではまた。言葉が好きなりんねでした。

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