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【共感】×【感情論】でものごとを決める上司たち~部長になるまで~
・子供時代から「共感」と「感情論」がニガテ
子供のころから「共感」や「感情論」という言葉から遠い場所に私はいました。
例えば、
「〇〇ちゃんが忘れ物して先生から怒られたんだって。可哀そうだよね!」
⇒そうだね!『内心:忘れなければ良かったんじゃない?』
「(友人)私が嫌ってって言ったら嫌なの!!」
⇒そうなんだね、ごめんね!『内心:なになに?感情的になられても・・』
そんなこんなで、みんなが特に集団で動きたくなるような時期(小学高学年~中学生)でも、私は一人で読書をしたり、もちろん友達もいたのでお話ししたりと、自分なりの時間を過ごしていました。
田舎にある学校だったこともあり、みんなと一緒じゃない私はいつしか、
「変わっている子」のレッテルを貼られていたのです。
・ 「こんなの達成できないよね~」で共感&感情論を持ち出しあきらめる管理職たち
時は経ち、ある日私は人材会社でまだ課長だったころ、採用数(入社数)を二倍近くまで伸ばしてくれというお題を代表から与えられ、他部署の部長を交えて会議を行うこととなりました。
当時在籍していた会社は、取締役や専務といった役員がおらず、代表直下で各部署の部長がいる組織形態となっていました。
なので、社長が掲げる目標数字は基本的に「絶対」なのです。(これも良し悪しあるのですがね・・)もちろん、代表も鬼ではないの相談は可能です(笑)
その会議では私含め4人で行い、一番年下で課長の私は、みなさんの話しをとりあえず聞いてみることにしました。
1人が会議早々に、
「これって難しくない?採用するなら応募数伸ばさないといけないし、人手足りないしRINKOさんの力だけじゃ無理だよ。」というのです。
他2人も「すごい分かります!RINKOさん営業も兼務だし、辛くなっちゃうと思うんだよね、大変だと思うからストップで!」
この会話を聞いて、私はハテナが溢れていました。
表ではベンチャーの肩書をもつ会社なのに挑戦をしないという選択、
出来ないなら、どうしたらできるような体制を作れるように考えないのか?
これが部長というポジションに立つ人たちの考え方なのか?
当時課長になったばかりの私は初めて部長を含む会議に参加したため、
こんな会話で会議が終えられていることに愕然した覚えがあります。
ふと思い出すと、部長同士は確かに仲が良いといいますか、
〇〇さんが言っているので、私もそう思います!的なことも多く、意見が割れることが普段なかったんですよね。
共感って日頃のコミュニケーションでは大切なことなんですが、
決定権がある人が、共感した部分や感情的な部分を判断軸にしてしまうと、
それは冷静な判断ではないのかと思っています。
特に中小企業などでは多いのではないでしょうか?
・結果どうなったか?共感や感情論がニガテな私が部長に
もちろん、この話しには続きがあります!
私は共感ニガテ+負けず嫌いを持ち合わせているため、
皆さんが感情的になりながら言っていた、「難しい」「できない」の理由を徹底的に課題を言語化し、それを達成できるには、どんな動きをすればいいのか、戦略を練りまくり、小さな目標から一つずつクリアさせていきました!
端から見ていた先輩たちはおそらく、無駄なことしているな~なんて思っていたでしょう(笑)
結果1年で応募数を200%近くまで伸ばし、研修まで確立し直属の部下も成長させることに成功した結果、翌年には採用部長に昇級🎉
この期間は、私の意見と3人の部長の意見が衝突することもありましたが、
やり抜いてよかったと、今心から思えます😿
もちろん、共感する気持ちや時に感情的にぶつかることってすごく大事だと思うし、相手を安心させる要素もあると思うんですよね。
でも私はみんながそうするなら、みんながそう思うのなら、という考えの人ではないので、良し悪しではありますが、こういった成果にも結び付いたのだと思っています。
よく部下からは「RINKOさんって共感とか感情論とか無視ですよね(笑)
でもそれが私たち的には業務に支障がなくて良いですし、仕事に対していつも燃えていて真剣だからこそだと思います!」
と言われ、嬉しい反面もう少し、人の気持ちに寄り添う【共感力】も身に着けてみよう!と思いました・・・。