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心得を間違う事も多々あれどそれも道なりたのしからずや
髙田郁先生、
世の中は不穏なニュースで溢れていますが、季節は一気に春となりました。先生はいかがお過ごしでしょうか。
あきない世傳 金と銀 12巻目。一気に読みました。そして二度三度、今度は気になるところを繰り返したりして。
チーム五十鈴屋、幸さんを船頭に大波小波の世を工夫して…売る方も買う方も幸いとwin-winでなおかつ誠実清浄、組織と仕事のお手本だといつも気が引き締まります。
そして、先生の作品はさらに別の味があります。今回登場がなかった、しかし色々見えないところで動いている『音羽屋の結さん』わたしは彼女の事がとても気になります。
出来すぎる姉を持ったココロの中とか、なんとか主人公になりたいあせりとか、手に入りそうで得る事が出来なかった幸せとか。
五十鈴屋さんにとっては厄介で、実際に身近にいたならばげんなりしそうだけれど、冷静な幸さんより情緒が揺れ動く彼女は魅力的です。
私の頭の中では スピンオフドラマ、題して『音羽屋のゆううつ』が勝手に流れているのです.
さて、次の作品はいよいよ五十鈴屋と音羽屋直接対決ですね。どちらに軍配あがるのが、結さんは自分を見つめなおせるか、たのしみに待っています。