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「愛すること」は、筋肉と同じように鍛えていくことができる。

私たちには生まれた時から愛する力が備わっています。
それは筋肉と同じで、鍛えなくては衰えていってしまうのです。
山口路子『オードリー・ヘップバーンの言葉』より


『ローマの休日』などの代表作のヒロインを演じた、世界中に今もなお愛され続ける女優。
オードリー・ヘップバーンの名言を集めた本と最近出会って、読んでいて特に印象に残ったのがこの言葉だった。


まっすぐに愛し・愛されること

が、昔からすごく苦手。かつ、それを自分の育った家庭環境だったり、変えることのできない過去のせいにしてしまってた部分もある。
そんな私にとってこの一節は、一筋の光みたいなもののように感じられた。


オードリーには、母親からの厳しい教えを受けてきた過去があった。また、そこには「抱きしめられるような愛」がなかったため、そういった愛のカタチを幼少期から最期に至るまで求め続けてきたのだそう。


私も同じような観点で言えば、

「まっすぐに愛し・愛されること」が苦手
と強く感じている裏には、
まっすぐに愛し・愛されたい(愛し・愛されたかった)気持ちを強く持ち続けてきた過去がある。


いつも周りからの評価を気にして生きるように、厳しく育ててもらった思春期時代。そんな中で「愛とは誰かの期待のうえに成り立つものだ」と考えるようになってしまったぶん、ただ存在してること自体を肯定してもらえなかったのが悲しかったし、同じように友人や恋人にまっすぐ接することができず虚しかった。

でも。

言葉でもちゃんと伝えて、行動ではもっと伝えて

みたいなスタンスを、オードリーは過去の辛い経験を糧に貫いてきたそうだ。

離婚を2回。子供は二人。そして、最愛のパートナーと結婚をせず愛を育みながら幸せな最期を迎える。そんな彼女の経歴には、ちゃんとその意志の強さが表れていて、本気で愛する力を鍛え続けて「愛とは何か」と向き合ってきた女性なのだと分かる。

とっても笑顔がキュートで、凛とした立ち姿で、ブレない軸を胸に、愛と向き合い続けてきたオードリー。
彼女みたいに、私も自分の心をまっすぐに見つめて、恐れず相手にもまっすぐ向き合って愛する力を鍛えていきたい。








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