【レジリエンス(回復力・復元力)】
父の葬儀が終わって一週間以上が経ちました。
わたしはというと、5日間くらいすんごい体がだるくて、重くて、眠かった。とにかく動けない。
今、「アーユルヴェーダ」という世界三大伝統医学の叡智を学んでいる。
今の自分の状態が人間の3つの質である『Kapha(カファ)』という水・土の質がとても上がっているのもわかった。
(インストラクターになったら、もっとどんどん詳しく伝えていける!ワクワク♡)
土の質が上がって重いとき、それを整えるにはどんな物を食べ、どんな行動をしたらいいのかもわかっている。でも今回は「これは必要なやつだ」と感覚でわかった。今はこれをじっくり味わう必要があるって。
NVC(非暴力コミュニケーション・共感コミュニケーション)の知恵でも、この感情・感覚をじっくり感じ切る・味わい切るという教えがある。わたしは今回、父が亡くなったことを本当に嘆き切ろうと決めた。
(NVCでは「嘆き」に特化したワークショップもあるほど。これがまたパワフル。)
母が他界した時には叶えられなかった「嘆く」ということ。あのころ叶えられなかったけれど、今のわたしには叶えることができる。
あのときは強くあろう、感情に振り回されず、押し込んで前を向き続けよう、辛くても笑顔でいよう、それこそが強い人間だ、と思っていた。
もちろんそれも大事なんだけど、その逆のことも知った。
今わたしは嘆き切ったときに、腹の底から湧き起こってくる言葉では表現するのがむずかしい、なにか大きな大きなエネルギーを感じている。これがレジリエンス(回復力・復元力・精神回復力)なのかもしれない。
レジリエンスは、ググると結構いろんな意味が出てくる。
わたし自身は、ただポジティブシンキングになったり、どんどん解決策を見つけていくというのよりも、その辛いことも悲しいことも、自分の脆さもすべてしっかり感じ切れる強さ、自分の心に寄り添える優しさとあたたかさと誠実さ(自己共感力)、
その力によって、自然と自分の中で癒しが起こり、感じ切った味わい切ったあとには心の奥底からスーッと勝手にパワーとエネルギーが立ち上がってくる不思議な感覚。
この回復力・復元力が【レジリエンス】なんじゃないかって、わたしは今身をもって体感している。
今回は心のままに嘆いた。泣きたい時に心をぎゅっと固くせずに、思いっきり解放して泣いた。毎日鼻水も涙も自然と止まるまで出し切った。
顔にも力が入らず、表情も作れなかったけど、それにも「辛いよね… 寂しいよね… そら笑えないよ… 無表情でもそのままでいいんだよ」って自分に伝えた。
すると、あんなにも体も顔も動かなかった5日間が、ある時点から体がふわふわと軽くなり、顔も自然と笑うようになり、心の中にあった塊みたいなものもいつの間にかなくなってものすごく軽くなった。
さらに音の瞑想も深めていんだけど、このパワフルさも体感している。
来年から伝える側になれること、人間にとって、この世界にとって希望しかない。楽しみ♡
それでももちろん、まだまだ波はあり、また悲しくなることもあるんだけれど、そのときはただただまた嘆くだけ。それがやってきても焦らないし、どんな感情が立ち現れてもこわくない。
今のわたしには驚くほどホールドする力があるから。
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