【夫はワクチン打つ?妻は打たない?わたしたち夫婦間での対話】
わたしたちはアメリカのカリフォルニア州に住んでいます。
NYでワクチン義務化が進んでいて、おそらく西海岸にも順にやってくるだろうと言われています。
こちらでは4月くらいからワクチンが始まっていて、周りがみんな打つ中で「うちの会社の白人が打たないっていうんですよー白人っぽいですよね、マジでいるんですね、そういうヤツ。」と耳にしたりして、わたしも今のところ打たないんだけどなぁーと、ただただ黙っていたこともあった。
その時、ワクチンのこと調べたりしていく中で、わたしたち夫婦は「とりあえず今はしばらく様子を見よう」ということに。そしてわたし自身は今もその状態。
結論からいうと、夫は打つと決めて先日一回目を終えたところなんですね。
日本に一時帰国をしてアメリカへ先に帰ってきた夫。2ヶ月近く、友人たちと一緒に過ごしていた夫はおそらく自分だけ打っていなかった。「打った方がいいよ」という心配の声ももらったり。
改めて時間が経つと、色々新しい情報がまた上がってくる。夫がとてもしっくりきたのがホリエモンの動画↓だったそう。
日本にいたわたしにも送ってくれて「あ、彼は打つ方向へ気持ちが進み始めているんだな」って感じた。
それはそれで良い。彼の選択だし、わたしは打つなとは思っている人ではない。打ちたい人は打ったらいい。だから義父母が打つ時も、それで安心につながるならいいと思った。
(しかし、元気いっぱいで階段駆け上がったり、屋根に布団干したり、孫とダッシュしたりしていた義父は、帯状疱疹が出て今まで見たことがないくらい弱ってしまったそう。。そして、同じく元気だった叔父は脳梗塞で倒れて頭が開いたまましばらく過ごし、現在は都会の病院へ転院してしまった。。)
義父と叔父が身をもってメッセージをくれているような気がしていて、それでも、もちろん打つのは自由だし、わたしだっていつかは打つかもしれない。打たざるえないパワーがやってくる日もあるかもしれない。
ただ、まだ【希望】から打てないわたしには「強要はしないで欲しいな」っていう悶々とした気持ちはあった。
というのは、夫はとってもロジカルな人で論破できちゃう人。そして彼の言葉の選択がわたしには受け入れ難いときがある。
今回も、
「もうお前もいい加減、観念したら?」
「もう潮時でしょ。」
という言葉は、なんだかとても堪えた。。
だからその瞬間に言葉そのものではなく、彼の言葉の奥を見る余白はわたしにはなくて、十分に自分と繋がる時間が必要だった。わたしは感覚人間で瞬時に言葉に変換することが苦手。
「身体と心に違和感があるから」
「細胞たちが違和感を感じてるから」
「すでに科学でもたくさん証明されているんだけど、もっと深いところでまだ証明されていないものがあるのを肌で感じてるんだ」
くらいしか言えない。笑
なーんのエビデンスもないのである。笑
(いろいろ勉強はしたけれどそれをうまく説明できないし、言ったところでさらなる知識で論破されるし、それは終わりのないピンポンゲーム。お互いにとって痛みを伴うもの。)
あー、これアメリカ戻ったら夫とワクチンの話になるんだなぁ… ちょっと気が重いなぁ… というのが正直な気持ちだった。
でもとっても大事なこと。
きっとわたしは避けようとしちゃうんだけど、いつか必ず話す必要があるし、とにかく自分とつながって心の準備をしていた。
(ちょうどNVCトレーナーヨラムの「自分と繋がる」「共感的に相手の話を聴く」「正直に表現する」を何度も繰り返すワークがあったリトリートに参加していたのが、本当に本当に役に立った。こんなすぐに実践できるとは。笑)
ーーーーーーーー
『義務化』となった時を考えてみた。
その時わたしのとった行動が、
・打たないことを選択して、サラッと日本に子供たち連れて帰ることを考えた。
・打つことを選択して、じゃあデトックスしようと「ワクチンを打つ前の状態くらいにデトックスできる方法」を検索していた。
・もしくは、打ちたくないぞー!とデモに参加する?
んー、どれもしっくりこない。
ワクチンうんぬんで夫を置いて家族が離れ離れになるのを選ぶとか、打つけれどとりあえず証明書だけ貰えば、レストランとか物理的な自由は得られるし、打つ前くらいすべてデトックスしちゃえー!とか、なんのために打つねん。デモで叫びたいわけでもない。
ーーーーーーーーー
そしてアメリカ戻って数日、やはりワクチンの話になった。
グッと身構える自分がいたんだけど、論破されることや言葉の強さにビクビクせずに、夫の内側にあるものがどんな言葉遣いでも踏みとどまって、彼が話し切るまでわたしは聴き切ろうって思った。
今、言い返す必要もない、今、声にしなくてもいい。彼がこの2ヶ月の気持ちの変化や想っていることをただただ受け止めることはできるし、きっと彼はそれを必要としている。
普段から彼のリサーチ力はすごいので、たくさん情報集めて、たくさん勉強しているのもとてもよくわかった。
・たくさんの科学的な話
・わたしを説得しようとしているわけではないよ
・打って自由になりたいのはある
・義務化が迫ってきていて大きな分岐点にいる
・できるなら自分だけが打つのではなく、わたしと納得した上で一緒に打ちたいと思っている
・わたしたちが打っていないことで、子どもたちに迷惑をかけたくない
・デルタ株は打っていない人がいるから、という話
・子宮頸がんワクチンも日本のマスコミがさ、という話
・「一度ワクチンって聴くだけで反応してしまうことを手放して、今一度学び直してみるのはどうかなぁ?」
いろんな、いろんな、想いを聴いた。
たくさん湧き起こる反応には「ちゃんとあとで耳を傾けるから待っててね」って伝えて、ただそこに留まり続けた自分にも感謝と敬意を送りたい。
彼も毎日毎日、何がベストなのかってたくさん考えて生きている。
もう近々打つって心に決めた上での話っていうのがわかったし、それでいいと思った。なんなら、わたしがまだ打たないという選択が彼を困らせているのであれば、それは本意ではない。
このとき、わたしは何も言わなかった、いや、言えなかったかな。いろーんなことが自分の中にも湧き起こっていたから、時間が必要だって思った。
無理してその場で声にするのではなく、たくさん時間をかけたい、それくらい自分のことを大切にしたい。だから、ただただそれをしばらく味わうことにした。
そのあと、彼はどこかスッキリした様子だった。この2ヶ月弱、ずっと言いたかったことが面と向かって全部伝えられてホッとしたのか、顔色も雰囲気もずいぶん明るくなっていた。
それはわたしも「あぁ、話せてよかったね。ずっと抱えていたんだね。」と素直にうれしかった。そしてそこに貢献した自分にも改めてありがとうって思った。
ーーーーーーーー
数日後、わたしが自分の心のプロセスを踏んでいるある日、隣の街、サンフランシスコでワクチン未摂取者はレストランに入れなくなるという情報が入ってきた。
そのあとすぐに、
「俺!ワクチン予約した!!来週打つ!!」
と夫が言った。
「おぉーーーーっ!!!よかったね!!!」
と心から声に出た。飛び跳ねるようなお祝いの気持ちだった。
仕事をしている彼は出張やお客さんとの会食などで影響が出てきているのはわかっていたし、訴訟大国アメリカだと商談でワクチン打ってませんでした、何かありましただと、めちゃくちゃリスクが高い。
それに「みゆきが一緒に打たないことだけが引っかかっている」と言っていた彼が自分の意志で解き放ったことがうれしかった。そして、わたし自身もちょっと解放されたような気持ちで、正直ホッとしている自分もいた。
「お父さん、ワクチン打って無敵になるよ!!」
と子供たちに言っていたのは心地よくなかったけれど。。。
ーーーーーーーーー
キャンプに行ったとき、電波がないからスマホが使えないし、子供達が寝てからゆったり話せる時間があった。
(電波ないってコミュニケーションに大事!そうでもしないとコミュニケーションが取れないのも現代社会の問題かも。)
わたしから話したことは、
・たくさん調べた上で、わたしのことを想って言ってくれているのはとてもわかるし、そこに愛があるのも受け取ってるよ、ありがとう。
・でも「じゃあ打とっか!」とは気持ちに今は向かうことができなくて、共に進めないことへのもどかしさ、切なさ、悲しみ、嘆きがあるよ。。
・日本に帰ろうかとも考えたけど、家族が離れ離れになるなんてことは望んでいない。
・あっさり近々打つかもしれないし、何年後かもしれないし、打たないかもしれない。それは今のわたしにはわからないんだ。
・打たないって思っていると、どうしても自分の目や耳に入ってくる情報が多少偏っているのにも気づいている。でも有効性のことを読んだり、ホリエモンの動画みたりしていても、なぜかピンとこなくて。。しっくりこないまま打つのは望んでいないの。打つにしても【希望】から打ちたい。
・打つ選択をしている人も、打たない選択をしている人も、満たされたい願いは同じ。
打つことで満たされる:
【安心】【安全】【希望】【自由】
【受容】【尊重】【尊厳】【理解】
打たないことで満たされる:
【安心】【安全】【希望】【自由】
【受容】【尊重】【尊厳】【理解】
ジャッジメントのさらに深いところに潜って、そこで分かち合えたり、理解し合えたらなって思っているよ。
そんなことを夫に伝えた。
「正直に表現する」が苦手なわたしにはやっと言葉にでき、伝えられたことに心の奥底からホッとした。夫も受け取ってくれたし、理解を示してくれた。
わたしたち夫婦は、今こんなところにいます。
ーーーーーーーーー
最後にこの動画をシェア。
素敵でしょ❤️
では、皆さん分かち合える一日を❤️
************************
ー2022年ー
音の瞑想・アーユルヴェーダ・NVCの叡智をもとにマインドヨガのインストラクターとして活動し始めます。
(身体を使わない「ココロ専門」のヨガです♡)
現在たくさんの人たちにたくさん伝えれるように、勉強しながら実体験を重ね、じっくりじっくりじっくり、牛歩で進んでいます。
心が変われば、世界はカラフルになる。
************************